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常識の外側へ|正しい歩き方をマスターしないと一生疲れる?


昨年より、個人的にもレッスンにおいても歩き方改善に力を入れている。この度背中を押してくれる記事に出会いますます推進していこうと自信がついた。

 

間違った常識に惑わされない!

まず、世の中には間違った常識が案外多いことを知っておく必要がある。

・新大陸を発見したのはコロンブスである
・北枕は縁起が悪い
・ひじきは鉄分豊富

など例を挙げるとキリがないほど間違った常識が今もなお信じられている事例は多い。その背景には、さまざまな利害があったりすることも多いような気もする。

朝食食べないと元気出ないとか訳のわからないものも、朝食を食べる習慣のなかった日本人の食生活に朝食を根付かせて売上を上げたい某企業のプロモーションと、テレビやメディアをなんの疑いもなく信じてしまう日本人の習性がつくりあげたのだと思う。日本人は世界一だましやすい民族と世界からバカにされてしまう所以だ。

それはともかく、ウォーキングの世界でも「大きく手を振って踵から着地しましょう!」というのが常識となっている。今でこそ間違った常識だと気付いたが、未だに信じている人の方が多いだろう。健康のためにやっていることが疲労や故障の原因になっている可能性が極めて高いにもかかわらず…だ。

 

かかと着地がNGな理由とは?

 

本ブログでも再三にわたり、かかと着地の危険性とフラット着地・フォアフット着地への移行を訴えてきた。実際のレッスンでも警鐘を鳴らしているし、かかと着地を排除するためにサンダルランニングを取り入れている。

しかしながら、靴を履くという文化を地球上の動物の中で唯一身につけてしまった現代人は、ほぼ例外なくかかと着地に誘導されてきた。個人的にはシューズの存在が人間本来の歩き方を変えてしまったと考えている。

最も簡単に確認する方法がある。

裸足で歩いたり走ったりしてみるとよく解る。アスファルトなどで裸足になるとかかと着地の衝撃に耐えられず、着地の仕方が自然に変わってくるはずだ。本能が嫌がる着地が正しいわけがない!

では何故、かかと着地がNGなのか?理論的な話については以下のリンク記事に詳しく書かれているので是非ご一読いただきたい。

「かかと着地」と「大股歩き」は絶対NG…通勤するだけでヘトヘトになる人の"誤解だらけの歩き方" 理想のイメージは忍者のような「抜き足、差し足」
体の疲れをとるにはどうすればいいのか。メディカルトレーナーの夏嶋隆さんは「疲れの原因は、重力に逆らった歩き方の癖にある。かかとから着地したり、大股で歩いたりするのをやめて、『つま先着地』を意識してほしい」という――。

歩き方として推奨されているかかと着地や大股歩きが、身体の使い方として理にかなっておらず、疲労や故障を引き起こす原因となっているのだ。

 

歩き方を変えるのは難しい!?

 

ざっくり言うと、我々が産まれて本格的に歩いたり走ったりするまでの時期を除いて(実年齢ー1〜2年の期間)間違った歩き方をしてきたこととなる。

しかも、正しい歩き方を学んだ経験のある方も少ないだろう。赤ちゃんが自然に歩けるようになるように人間には本能で2足歩行ができるような機能が備わっているのだ。

それ故に間違った歩き方を何十年もかけてマスターしてしまった我々が、今から歩き方を変えるのはかなり難しいチャレンジとなる。しかもランニングの着地に比べると歩き方の着地を変えるのはなおさら難しい。

でも、変えなければ今後も一生疲れ続けることになる。今からでも歩き方を変えることで、今後のQOLが変わる可能性は大きいのだ。

 

どうやって歩き方を変える?


普段履いているビルケンシュトック ホノルル。かかと外側がすり減らないようになると完璧?

 

これには、いろんなアプローチがありこれが正解!といえるのはないのかもしれないが、実際に効果を出している私なりのやり方はある。

これまで、いろんなドリルを試してきたが最近は「かまぼこのすり身」ウォークをやっている(笑)

背筋を伸ばし、背中から後頭部のラインを真っ直ぐに意識した上で、ほんの少し背伸びしたようなイメージで歩く。そうすると、身体の仕組み上、重心が上がり自然につま先側からの着地が誘導される。

頭が動きすぎたり、背中が丸まるのを防ぐために「かまぼこ板に張り付いたすり身の気持ちになって!」と声掛けしていたので、こんなネーミングにしてみた。

文章で身体の動かし方を伝えるのは難しいが、気になる方はやってみるといいかもしれない。

少しずつでも歩き方が変わればきっとラクになる。ラクになれば身体の負担が減り、スピードが出たり、長い距離をこなせたり、膝や腰の痛みから解放されたり….といいことが連鎖してくはずだ。

やらない手はない。

遅くもない。

今から始めるのが最も早く最も効果的なのだから。

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