一般的な100kmウルトラマラソンでは制限時間が14時間となっているところが多い。長時間に渡り動き続けるためにはいろんな装備品や補給品が必要だ。個人的な見解であるが思うことを綴ってみる。
変わらないものと変わるもの
以前、ウルトラマラソンの装備について記事を書いた。

今回、実に2年半ぶりの100kmとなるえびすだいこく100kmマラソンを走って考え方が変わったことがある。
参加する大会のエイドの状況や時期、地域、コース特性、競技時間などによっても必要な装備や補給は変わってくるので一概には言えないが、過去記事と対比しながら同じ構成で書いてみよう。
特に推奨が変わらないものは省略する。
1. リュック・ベスト
裸足に見えるマンサンダルスタイル。『安心してください!履いてますよ!』
今回もお気に入りのこのサロモンのベストで走った。
暑くなりそうなため、500mlのフラスコ×1、各種サプリ・医薬品、クリーム類、iphone、充電器、小銭入れなどを携帯した。
が、これまではなかった問題が発生!
ちょっと痩せたのもあると思うが、これだけのものをポケットに入れて走ると揺れがすごい。このベストは普通のリュックやバックパックのように紐を引っ張ったりしてフィッティングを細かく調整できない仕様なのだ。
胸位置にある2本の紐をフックに引っ掛けるだけなので微調整が効かない。あまりに揺れるので手で押さえたりスマホは飛び出てくるし、かなりのストレスだった。
商品はすごくオススメだが、私みたいに痩せたり膨らんだりするタイプの人間(どんなやねん)には使いにくい面が出る可能性がある。今後は、14時間前後のウルトラではボトルやフラスコも収納できるウエストバックも使ってみようと考えている。
狙っているのはこれ。少し大きいけど入らないより余裕がある方がいい。
普段はこのくらいで必要十分だと思うが。
2. 医薬品・サプリメント類
医薬品については、ルーチンのロキソニン内服、胃薬、芍薬甘草湯(ツムラ68番)とカットバンなど変わりはない。
ロキソニン以外ほとんど服用したことはなく、今回も足が攣りそう💦と言ってたランナーに68番あげたところ事なきを得たようだ。なるべく飲まなくていいものではある。
大会の給水体制に大きく左右されるが、私が必ず携帯するのは過去に一番カラダのトラブルが少ないこのセット。
・筋肉の損傷や疲労などの減少効果に期待して
・脱水防止の電解質補充として
初めて、梅味をチョイスしたがいい味だと思った。ただし、今回のえびだいのように30℃くらいの気温になると、1錠/10kmでは足りないかもしれない。実際にそれでも脱水してしまったようだ。
暑い時期は1錠/5kmとかで試してみないといけない。また、個人的に低張性脱水の体質なのでナトリウム補給について、塩やサプリの活用も試してみたい。
3. 新たなアイテム
レース時は100均で買った容器に入れて携帯
股ずれで走れなくなった過去もあるので、ガーニーグーを使っていたがコロナ禍の間使う機会がなく製品の状態が不安だったので、あのベタつきがなくサラッとしているプロジェクトJ1を購入して使ってみた。
スタート前にしっかり塗ったのだが、割と早い段階で股ずれの兆候が出てきて何度か塗り直した。あまり効果の持続が良くない印象を持った。
結局、46km地点でソンバーユを塗ってからは全くスレから解放されたので、ソンバーユが最強かなと現時点では感じている。
また、マンサンダルで走るようになって足裏の乾燥からくる切り傷に悩まされていたが、こちらもソンバーユが最強。これまでは10〜20kmでも切れていたが、85km走ったり歩いたりして無傷だった。
擦れトラブルはソンバーユで解決!となるといいのだが。
上記の通り、マンサンダルやベチュランで走ることによって肌の保護が不可欠になってきた。(まだ足裏が未熟な証拠かな)
えびだい前も、足指に4カ所切り傷ができてしまい、直前2週間は全く走らず回復に努めた。末端部位なので数mmの傷でも相当動きを制限されてしまうのだ。
そこで、当日も走ってる最中にキレるだろうなと思い、調達したのがこれ。
ダイソーで購入。以下はネットで購入できる同種の商品
一番切れやすい左足の人差し指に貼ってテープでぐるぐる巻きにして走ったところ、難を逃れた。効果ありだ!
ただ、85km移動のものすごい摩擦に耐えられなかったのか?レース後にはかなり貼っていた場所からずれていた(笑)
ウルトラマラソンの装備まとめ
この対策にはこれ!と断定できないのは、自分の体格や体調、当日の天候、エイドの補給体制などいろんな要素が複雑に絡み合うから仕方ない。
しかしながら、今後は以前のように充実したエイドでの供給が期待できない大会も増えるのではないかと思う。そうなると、自分で用意・携帯しないといけないものが増えてくる。
フォームの邪魔にならず、装着していることがストレスにならないアイテムやウェア、最後まで身体のコンディションをキープしてくれるサプリメントやトラブル時に応急処置できるものetc…
長時間のレースでは携行品も増えてしまうので、今後も効率良いパッケージングを追求していきたい。
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