前記事で1週間前から前日までの過ごし方を書いたが、その続編となる当日編である。同様に、自身の経験や見識による個人的なものであることを最初にお断りした上で書いてみる。
前日までの過ごし方も大事
自分自身は最近、仮装ランかウルトラマラソンかどっちかなので前日でも普通にお酒飲んでるし、当日もこれから書く様な調整は一切やっていない。
記録狙いのサブ4ランナーの頃にやっていた、あるいは教わった方法だ。
しかし、初めてサブ4クリアした前日は、ジョッキ7〜8杯飲んで翌日も脱水気味だったのを思い出す(笑)
個人差はあるにせよ、よく言われていることは根拠があることが多く、参考にはなると思うので何かしら一つでも役立つことがあれば幸いだ。
また、自論では4週間前から始めるテーパリングを考慮した練習・調整方法があって当日のピーキングも活きてくるものだと考えている。
*過去の参考記事はこちら
フルマラソン1ヶ月前
当日は早起きからスタート
当日の朝はスタート4時間前の起床が推奨されている。多くの大会が9時スタートなので5時起床と言うことになる。
時期的にも、普段は睡魔と暖かさと闘って動けない人も、この日ばかりはスッと起きれてしまうだろうから、あまり早起き自体は問題なさそうだ。
早く起きて何をするのか?
ここが重要だ。
家を出るまでに
・朝食は3時間前から食べ始める(6時〜)
・水分は基本何でもいいと思うが、トイレ対策とか必要であればOS1などがベターと思う
・大会会場にはスタート1.5〜2時間前に余裕を持って入る
東京・大阪など3万人規模の大会では公共機関の混雑なども考慮して家を出る。
*昔、大阪マラソンに参加した時には、JR降りて駅のホームから改札出るまで15分くらいかかったことがある。
*東京マラソンでは、金属探知機とかあるのでブロック入りに想像以上に時間かかった経験もある。
会場についてからの過ごし方
多くのランナーに混じって会場へ着く頃には、緊張と共にモチベーションも高まってくるだろう。
寒い時期のマラソン大会が多いので、防寒やトイレ対策など気をつける。
・寒かったり雨だったりの時は、スタートまでポンチョや防寒着を着ておくことも考慮する
・トイレは早めに済ませる(”大”は特に長蛇の列になっていること多い)
・水分補給はOS1とかBCAA(アミノバリュー)とか個人的にはいいと思う
・最近の大規模大会では、ブロック内で長時間待つことが多いので事前のアップは程々に(せっかく身体を温めても冷えてしまう)
・ゴールする自分をイメージし続ける
スタート後に気をつけること
スタートしてしまえばただひたすら走るだけ!(笑)
・大きな大会では2〜3km毎に給水エイドが設置されていることが多いので、基本的には都度飲む(喉を潤す程度でもいいので)
・自分のペースを守ること(GPSウォッチなど活用して周りのペースにつられないように)
・水ばかり飲むと脱水するのでなるべくスポドリを飲む
・バナナなど固形物を摂る時は水を飲む(消化に真水が必要)
・エネルギージェルなど使用するなら疲れてからではなく疲れる前から(個人的には、カフェイン断ち+カフェイン入りのShotzなどが効果あった気がする)
・エイドでのエネルギー補給をしっかりと
メンタルの強さも完走の大きな要素
体力不足、練習不足でもメンタルの力で未知の距離を克服してゴールする方はたくさんいます。
気持ちが負けると脚も動かなるので気をつけること。空元気が大事!
・1000人中3人しかいないフルマラソン完走者に挑む自分がすごいこと
・走り始めて今日までの自己の成長を確認、自信を持つ
・1人で走らないこと。周りにいる人や仲間と話しながら励ましあいながら走るとラク
・未知の痛みや疲労にあなたの脳がやめさせようとしてきますが自分に負けないこと
非日常を楽しむ
できることをしっかりやって諦めないこと。
当教室で作成した”頑張らないであきらめない”Tシャツもレース中後続ランナーから評判がよく、勇気づけていることも多々あるようだ。
また、こんなに自分と対峙する機会はプライベートでも仕事でもそうないことだと考えると、楽しまないと損!
きついのも辛いのも全部楽しむつもりで。
長い長い42.195kmかもしれないが、そのゴールの向こう側にはスタートの時とは違う強くなった新しい自分に出会えるはず。
そのワクワクした楽しみを忘れずに気張りましょう!
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