8月の生月島ジョグトリップで、あまりに走れず反省しきりで気持ちを入れ替えよう!と決意してから約2ヶ月近く…。
ほとんど反省しないまま!?気持ちも入れ替わってないまま!?迎えたおぎようかん参戦の悲劇と楽しさをレポートする(笑)
おぎようかんって?
江戸の鎖国時代に、出島から荷揚げされた砂糖は長崎〜佐賀〜小倉の長崎街道を通り、京や江戸へと運ばれていた。
長崎街道が別名シュガーロードと言われる所以でもある。
また、街道沿いでは砂糖のみならず菓子づくりの技術も伝わり、長崎ではカステラ、佐賀では小城羊羹がその技術と地域の文化や風土を織り交ぜ誕生した。
ちなみに、我が街北九州市では金平糖がそれにあたるようだ。
そう聞けば、全国的にも珍しい外側が砂糖で硬くコーティングされた小城羊羹が、今なお当時の伝統を受け継ぎ作られていることも感慨深い。
小城公園のトイレで使い方を学ぶ。こんなアクロバチックな人がいたのかなぁ(笑)
そんな歴史背景と関係あるのかどうかは定かではないが、羊羮の町小城をスタートゴールの舞台とする56kmのマラニックが「おぎようかんジョグトリップ」である。
恒例のジンクスに襲われる!?
私のジンクスなのか?大会前の1週間は、ほぼ例外なくやたらと忙しくなる。今回も然りで、2020年で1番ハードな週となり、もちろんろくに走れず疲労が蓄積した状態で当日を迎える。
前日が特に疲労がすごくて、行くのやめようかな?なんて思ってしまっていたものの、スタート前に脚が重くてだるいくらいがちょうどいい!という節?を思い出し、気合の現地入り。
教室から参加する10名の方々と会っていると気持ちは元気に高まってくる。受付を済まし、少し早めにスタートしていいとのことでのんびりとスタートした。
さて、どうなることやら?
カラダはダルいまま。
いまだジョグトリップならではのワープやショートカットはしたことがないが、今回は使うかも?
思いとは裏腹に好調なスタート
やっぱりホントみたいだ。
思い返すと、熊本城マラソンで初サブ4したときも前夜祭でジョッキ7杯くらい呑んでしんどい時だったなぁ(笑)
兎にも角にも、走り出すと徐々に調子が上がってきて最初の約8kmくらいの山登りも全歩きかなと思っていたものの、半分以上は走れた。
ま、あのくらいの緩い傾斜であれば全盛期には走破できていた気もするが、練習不足の今はそんな力がないのである。
こんな感じの坂道が延々と
受付でいただいたバナナ羊羹。早くも山登り中に食べた
最初の10kmを90分くらいでいけたらいいなと思っていたが、80分くらいで通過。そこから約5kmの下りものどかな景色を観ながら快調に走れた。
10kmオアシスはかっぱ巻き。ひとり分ずつラップしてくれてます
多分、20kmオアシスくらいまでは割といいペースで走っていたと思う。そこから徐々に練習不足の影がちらほらと、、、
あ、20kmといえばオアシスのノンアル梅酒ゼリーがお初で美味しかったなぁ♫
ごちそうさまでした!
まだ踏ん張れていた峠区間20km
アップダウン連続の20kmであるが、標高が高いこともあり風が心地よく、晴れて暑くなってきたものの体感は快適だった。
ダムやボート、いろんな施設などロケーションもよく、マイペースで歩いたり走ったりしながら進んでいく。
多くのお客さんで賑わっていた
釣りしてたなぁ
ただ気になったのは、この連続する峠のワインディングロードはライダーにも気持ちいいらしく、ツーリングしてるグループがひっきりなしに通り過ぎる。
ちとうるさい(笑)
のどかな景勝地にバイクの大きなエキゾーストノイズ。この妙なミスマッチ感に付き纏われてる気がした区間でもある。もちろんツーリングを否定する気はないが…..
また、全コースを通じて至る所に川が流れていた。とてもキレイで足をアイシングがてら入りたかったが下りていくのがめんどくさく断念(笑)
とにかく40kmまでいけば、フラットでラクになるからそこまで頑張ろうと思いながら進んでいた。
ほんとの魔物はまさにそこに待ち受けていたわけだが知る由もなく(笑)
フラットマイル地獄
コーヒー大福美味しい
35kmまでのアップダウンを乗り切り、40kmまで約5kmの長い下り坂。
坂の途中で飲んだネクターがうまかった
下りでも思ったほど走れずに歩きまじりになりながら、40kmオアシスに到着。
抜かれた記憶のないメンバーが待っていたりして、ショートカットの底力を思い知りながら(笑)ここからはほぼフラットな16kmだからと安堵していた。
んが…..
走れない。
数百メートル走ると脚が止まってしまう。の繰り返し。
練習不足でも快調なスタート〜峠もなんとかクリア〜ようやくフラットロードに出てきたわけだが、その時には脚が動かずという。。。
なんともうまく出来ているもんだ(笑)
キャッツアイがロボットの顔みたい
この辺りでは、気になるモノがあれば写真を撮ったり、お祭りを見たり(露天でドライブスルーやってるの初めて見た)のんびりとジョグトリップらしく!と言い聞かせながら。
要するにちょこちょこサボっていた。
生月島の大バエ灯台でお会いしてサンダルサークルを撮ったなっちんにも再開しパシャリ。
今回はクリモパパいないので2サンダルで(笑)
この方もあちこち寄り道観光しながら走っていたようで、先に走ってるはずなのに10回くらい抜かれた気がする(笑)
途中、ワラーチのお兄さんにも颯爽と抜き去られ、サンダルランナーとしてもう少し鍛えないと!と気合を入れ直した次第である。
気合や気持ちはよく入れ替えるのだが、知らぬ間に忘れているところが大問題、、、
ラスト8kmは本地獄(笑)
福ちゃんエイドの最高なおもてなし
テレテレと進みながら、ようやく48kmの福ちゃんエイドに到着。橘などでお会いしていた方なので、いろいろとお話しさせていただきちょい長居してしまった。
炭火でサンマやサバを焼いてくださっていて、ものすごく食べたかったのに、いまいち食欲がない状態で食べれなかった、、、
残念(><)
当然、恒例のみたらし団子も食べれずスルー💦
今回より、ジョグトリップの公式オアシスと私設エイドを併設されていて、ありがたい限りである。
もう、ここで一杯飲みながら終了したい気持ちを振り切り、ラスト8kmですよね!と聞いたところ、8kmだけどメンタルやられる8kmかも?
と意味深なアドバイス(笑)をいだだき、エイドを後にする。
その通りだった。
この8kmは、異常なまでにしんどかった。
もちろん距離や時間を積んでいることもあるだろうが、刺激のないロードが延々続く感じで、疲れとメンタルのダブルパンチをまともに食らってKOされてしまった。
とはいえ、進まないと終わらないので7割は歩きでトボトボとゴールを目指す。
ここは1人じゃキツイな💦と思い、100mほど先をいくランナーさんに追いつこうとするものの、一向に追いつかない(笑)
同じくらいのバテ具合で進んでいるようだ。
そんな時間を相当長く過ごしながら、ゴールである小城公園の少し手前でようやく合流。
いろいろお話ししながら最後くらいは走りますか?とゴール前だけ一緒に走り無事にゴール!
100mほど先にいたランナーさん(笑)息子さんもウルトラランナーということで最強親子!
なんとかゴールできてホッ♫
おぎようかんを振り返って
練習は裏切らない!とよく言われるが、当然ながら練習不足も裏切らない!を痛感した。毎回、こればっかりで成長がないが、とりあえず56km完走できたのでいいだろう。
この大会に出てなかったら、もっと酷いことになってるはずだ(基本超ポジティブ)
今回、珍しく前泊ではなく武雄にて後泊にしたので、ホテルの温泉に入りリフレッシュした後、後泊組で軽い打ち上げを敢行。
マラソン走った後の温泉、ビール、餃子、焼きそば!
これが最高だったので、今回の参戦も楽しく締め括れることができた。
また、GoToキャンペーンのおかげで宿泊も安くなり、ついでに地域共通クーポン券までいただき、その面でもお得な夜を過ごせたことも追記しておこう。
翌日、仕事で早朝に帰宅したため佐賀ではクーポン券を使えなかったが、家近くのスーパーでお酒代として活用させていただいた。
さぁ、次は来月の武雄嬉野ジョグトリップ42km。
こちらは長崎街道を堪能できるということで今から楽しみだ。
”あいたこらしもた💦”とならんよう今度こそ練習せねば。
コメント
こんばんは
48kmで、エイドをしてた福地です
日曜日は、お疲れ様でした
私も、大変疲れました
福地さん♪
お世話になりました。私もヘビーキャンパーなので炭焼きの魚は大好物なのですが、あの瞬間は食べれませんでした、、、
私の教室のメンバーも、福ちゃんエイドに感謝、感動の言葉をたくさんいただいてます。来年もジョグトリッパーのためによろしくお願いします!
私はランナーではなくエイド手伝いに行こうかな(笑)