
私はウルトラランナーであり、ゆっくり長く走るのは頑張れるがスピード走や心臓バクバク系は苦手である。
しかしながら、お酒の席で正常な思考能力を失いエントリー、、、。参加してきたのが参道800mの石道や石段を一気に駆け上がる「英彦山参道駆け上がり大会」だ。

もちろん、石道は凸凹しているし石段の高さや幅も均一ではなく、以前登山した時に歩いてもヒィヒィ言っていたところを走ろうというのだから恐れ多いレースだ。
知り合いも多く、スタート前はリラックスして過ごしていたものの、100kmウルトラよりも緊張する。

800mのレースなんて初めてだが、参加費は4,000円。
ふと考えてみると、100kmウルトラの平均エントリーフィーが18,000円くらいとすると1キロあたりの単価は180円。今年、走った橘湾岸SM 217kmは22,000円だったので約1キロあたりの単価は約100円。
このレースはキロに直すと、1キロあたり5000円になる。
キロ5000円と言えば、肉でも魚でもそこそこいいものが食えるな・・・(キロ違いw)
なんてつまらないことを一生懸命考えながら、これだけお金払うんだからしっかり頑張らないとっ!とエンジンをかける。
開会式のあと、いよいよスタート!

世代別グループの年長順に、5人ずつ位のグループで30秒ごとのウェーブスタート。一緒にいた仲間の中で唯一50代グループで、すごく前のほうスタートだったことに”老い”を感じつついざスタート!
最初は、同じスタートの人も前のグループも走っているので、なんとか走りながらついて走る。しかしながら、歩いている人に遭遇して3人目くらいだろうか?
もう歩こう!
決断は早いほうだ(笑)
メチャクチャきついですね・・・と声をかけるものの、息が上がりすぎて歩いている2人には会話を弾ませる余力はなく、ひたすら苦笑い。
たぶん、最初の200~300mくらいだろうか?まともに走れたのは。己の体力のなさと練習をサボっているツケを全身で感じながら歩いて登っていく。
途中で2回立ち止った。呼吸を整えてからもう一度走ろう!と思ってのことだったが、、、
ぜんぜん走れない(笑)

呼吸が戻る暇がない。なんせ、800m登りっ放しなのだ。そこからもひたすら歩いて歩いてようやくゴール!
ゴール後は、持っていたスマホを落としても拾うことも出来ないほどのヘロヘロぶり(笑)山の日に山で鍛えられた。
銅の鳥居をスタートして、ゴールの英彦山神宮 泰幣殿までの800m。陸上トラック2周とは全く違う800m。
当然、こんなんなる。

そばをいただき、カキ氷を食べたあと、閉会式~やたら長い抽選会(商品ありすぎでしょ、当たらなかったひがみ含)、完走証をいただき走ってきた参道を歩いて駐車場へ。


歩いて下りるのも大変な参道。ここを走っていくなんてクレイジーだな。。。
と思いつつも、今回ほとんど歩きで11分かかったので、来年は10分カット出来るように練習しとかないと!と思う自分の中のドMな血が騒いでいるのも感じた。
常々思うが、どぎついレースに限って中毒性が高い!
心臓飛び出そうだったけど、総じて楽しいレースだった。また来年、自分の成長?を確認に行こうかな(笑)
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