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簡単!もっと走れるようになりたいならランシューを脱げばいい


足底腱膜炎を治せるんじゃ?という仮設から始めたサンダルラン。それを完治させただけでなく、理想のフォームづくりにも強い脚づくりにも役立つことが指導現場でも日々実証されている。伝えたいのは、ランシューを履いていても走れるし問題ないことも多いが、脱いで脚本来の力を引き出せればもっとラクに走れますよ!ということだ。

 

医者は足底腱膜炎を治せない

 

約5年前、毎朝のかかとの痛みに耐えきれず、スポーツ整形の有名な先生に観てもらったときのこと。「足底腱膜炎は治らないので上手に付き合うしかないよ」と言われた。

つまり、医者には治せない。整骨院ではどうだろう?経験がないのでわからないが、通っていた知り合いであまり治った人をみたことがない。

現代医学や施術においても治せないらしい足底腱膜炎。「足裏を鍛えたら治るんじゃない?」とサンダルランを始めて見事に完治した。これは一体なんだろう?少なくとも私は自らの仮説が正しかったことを証明している。

地球上で靴を履く文化を得たのは人類だけであり、その結果足のアーチの働きを殺してしまい、シューズのサポート力で動く生き物となったのだ。これは、人間が本来持っている足や脚の使い方が変化していることを意味している。

人間の社会生活において、普段の活動はもとより、ウォーキングやランニングの世界でもシューズがもたらした功績は大きい。反面、人間本来の動き方を変えてしまい、それによって特有の故障やケガが増えたのもまた事実のようだ(Born To Runの世界)

 

ランシューで脚が弱るメカニズム


ビルケンシュトックで貰ったパンフレットより。私はビルケンのベチュラ、ホノルルで走っている。

 

話をウォーキング・ランニングに絞って考察する。前に進むというウォーキングやランニングでは、力を前方に集中させたい。しかし、かかと着地は都度ブレーキがかかり全く理にかなっていないばかりか脚にも大きな負担がかかることは周知の事実だ。

私達の足には、外側縦アーチ、内側縦アーチ、横アーチの3つのアーチが存在している。これらのアーチが身体を支え、衝撃を分散してくれるわけだ。

しかし、多くのランシューなどではアーチが動けないようサポートしたり、インソール入れてまでアーチの働きを阻害している。

なぜ?

シューズありきの考え方では、衝撃吸収や分散は各メーカーのクッション素材や衝撃吸収剤などに任せてしまうのだろう。最近では、プレートの反発力で走る厚底シューズなども流行っているが、あれって義足のテクノロジーなのでは?もう人間の足・脚は不要と言っているようで気味の悪いシューズだ。

もっと自分の足や脚が持っている本来の力を引き出すという思考にシフトした人たちが、サンダルラン、ワラーチ、ベアフット(裸足)ランの世界で日々研鑽している。

面白いことに、病院や整骨院から離れられない人のほとんどはランシューを履いており、ランシュー脱いだ人は故障も減り病院や整骨院から離れていっている。結局、シューズのテクノロジーに頼って走ってると無理がくるということだろう。

緩衝材で分厚くグルグル巻きにした卵を壁に投げつけるとどうなるか?緩衝材はどうにもなっていなくても中の卵は粉々に割れているらしい。同じことがランシューと足にも言えるケースがあるのだと考えられる。

 

対症療法ではなく根治療法が肝要

 

例えば、風を引いて熱を下げたり咳止めを飲んだりと症状を緩和させる治療は対症療法(姑息療法ともいう)であり、原因となっているウイルスを死滅させる効果はない。

一方で、どうしたら風邪を引かなくて済むだろう?と根本の原因を取り除くため、生活習慣を見直したり、身体を鍛えて免疫力を高めようとすることが根治療法と言えるのだと思う。

厚底シューズなどいい例で、強い脚を持つアスリートたちは履きこなして結果につなげているが、まだ身体が成長中・鍛錬中の中学生などではその使用を禁止されているところも多い。今、早く走りたいというだけで履いていると健全な脚力の成長の妨げになるということだ。

置かれている環境によっても異なるので一概には言えないが、目先の効果(対症療法)ではなく、筋トレや走り込みなどでしっかり脚を作ることこそが大事(根治療法)であり、間違えないように!ということだ。

ランニングの世界でも同じことが言えると思っていたが、教室内でサンダルランしている方々の姿を観ているとそれは確信へ変わった。

ランシューを履かないほうが、フォームがきれいになってくるし、間違いなく故障も減っている。やらない手はないのだが、なかなか市民権を得ていないサンダルランニングなので自らの使命として普及させていきたいと考えている。

 

やってみないとわからない

 

何でもそうだが、いくら情報収集しても結局のところ「やらないとわからない」のだ。迷ったらあーだこーだ考える前にまずやってみる。1歩踏み出さないとなんにも変わらない。

始めることが何より大事!

・もっと速くなりたい
・故障続きはもう嫌だ
・いつまでも走り続けたい

etc…

いろんな想いがあると思うが、現状を打破できない人の多くは、行動を変える勇気が持てない人に多い。今やってることで結果が出ないなら、小手先の対症療法ではなく、根治療法をやってみればいい。

1歩進んだ先にしか、1歩先の景色は見えないのだから。

 

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