トレッドミルで走るトレーニングをメインにしている方もいらっしゃると思います。外でロードを走るランニングとどう違うのか?疑問に思っている人も多いようです。実は大きく違うところがあるんですよ!?
トレッドミル ランニングのメリット
やはり天候を選ばずにランニングできることに尽きるでしょう。寒い日や雨の日はつい休んでしまいますが、レース前の調整時期などの雨続きなどでも走れます。トレーニング計画が気象条件に左右されないのは魅力ですね。
他にも、信号や車もなくスピードを一定にキープしやすい点や自由に負荷を変えられることもメリットになりうると思います。
トレッドミル ランニングのデメリット
景色が変わらない、飽きやすいという環境的な問題もありますが(ちなみに私は15分が最高ですw)もっとランニングの本質的な部分にロードのランニングと違う部分があるのです。
一言で言うと、ロードランとトレッドミルのランニングでは使われる筋肉や鍛えられる部位が変わってしまうのです。またストライドなどもクセがつきやすいと考えられます。詳しく解説していきましょう。
使われる筋肉が違う?
一般的にランニングでは地面からの反発力を使って、前へ進む推進力を作り出して走ります。ところがトレッドミルでは、ロードと違い地面の硬さがないため反発を利用した走り方が出来にくいのです。
言い換えると、勝手に地面が動いているのでとりあえず走るフォームをベルト上でやっていれば走れてしまうのです。そのことはハムストリングスやお尻の筋肉などを使わなくても走れるため、この推進力を生み出す筋肉が十分に鍛えられません。
それに伴って、反発を活かす走りではなく地面を蹴るような走り方になりやすいのも特徴として挙げられるでしょう。
ストライドが広くなる!?
アスファルトの上で大きなストライドで走ると、着地衝撃はかなり大きくなり自然と適正な歩幅やピッチ走法へと変わっていくのですが、トレッドミルではストライドを広げても着地衝撃をそれほど感じにくいのでつい大きなストライドで走るクセがつきやすいようです。
特に初心者ランナーは衝撃が大きく強い脚力を必要とするストライド走法よりも、歩幅を小さく回転を上げるピッチ走法のほうが体への負担も少なくおすすめなのでロードを走ったときに???と感じるケースもあるようです。
トレッドミルの上手な活用方法は?
トレッドミル ランニングでロードランニングのような走り方を実践するには以下の2つの点を意識するといいでしょう。
1.ピッチ走法を意識して走る
2.2~3%傾斜をつける
1については上述の通り、2は傾斜をつけることでハムストリングスやお尻の筋肉を使いやすくなるのでお試しください。また傾斜をつけることは運動強度を高めることにもなりますね。
まとめ
トレッドミルのメリット、ロードでのランニングのメリットを上手に使い分けて走ることが大切ですね。トレッドミルばかりの方でロードでのマラソン大会に参加する予定があるなら、時々ロードも走って違和感のないような走り方を身につけておきましょう。
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