2023年マラソンの幕開けとなるいぶすき菜の花マラソンへ新しい仮装で参加した。やはりここは最高だな!と思える楽しい42.195㎞であり、幸先良いスタートとなった。
いぶすき菜の花マラソンとは?
3年ぶりの開催となる今回、40回目を迎える歴史ある大会で咲き誇る菜の花やさつま富士と称される開聞岳などを眺めながら走れる新年最初の陸連公認フルマラソン大会である。
市民マラソンでは有数であろうアップダウンの厳しいコースと、地元の方々の心温まる応援や地域の名産品を使ったバラエティ豊かな私設エイド(これが最高)でのおもてなしでも有名だ。
私自身は前回初めて参加してその楽しさに魅了され、自分軸の価値観の中でこれまでのフルマラソン大会の中でNo1と感じ、毎年参加しようと心に決めたのを思い出す。
今回はどんな出会いやドラマが待ち受けているのか?心躍らせながら当日を迎えた。
フルマラソンは仮装ラン
なるべく他にやってないような仮装を心掛けてます
マラソンを始めて14年弱。少しずつステップアップしながら走ってきた。走り始めて1年後に下関海響マラソンで初フルにチャレンジ。4時間10分で完走し、その後はサブ4を目指すチャレンジを続け、4回目のフルマラソンでサブ4クリアして、続く2レースもサブ4クリアした時点でスピードチャレンジは自分的に楽しくなく終了。
トレランやウルトラの世界に足を突っ込みそれなりにレースに出たり楽しんだが、ウルトラマラソンのほうが自分に合ってると思い、以降はウルトラで自分超えチャレンジを、フルマラソンでは仮装ランを楽しむことをメインにしている。
ということで、フルマラソンではいつもいろんな仮装ランにチャレンジしてきた。もちろん、目標はタイムではなく目立つこと、そして沿道や周りのランナーの笑顔を引き出すことだ。そして、それが何より楽しい。
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今回は初の恐竜で挑む!
走るのは今日初めてなぶっつけ本番でございます
私自身も前回の同大会以来、フルマラソンは走っておらず3年ぶりの参戦。何にしようかなと考えていたが、孫が恐竜が好きな姿をみておもちゃではなく、もう少し楽しいものないかなと探していた。
ちょうど、恐竜レースなども始まったりしてるし興味を持っていたエアコスがいいかも?と着ぐるみに着目。これで喜んでくれるかなというジジ馬鹿の側面とマラソンにも使えるかも?という思惑もあり早速購入。
最初に購入したコレはあまりにも足の稼働が制限されるのでちょっと無理かな💦(もちろん孫には好評だったがw)
ということで、急遽同様に恐竜ランしている先輩ランナーが使っているモノのほうがまだ足が動かせると聞きネットで探すも国内店舗でなかなか見つからず…..結局、アリババで中国から取り寄せることに。
たしかに、先代よりは少し動きやすいが実際に着用して走ってない状態で当日を迎える羽目となる(大門未知子風に言うと「私、練習しないから」となるのかw)
兎にも角にも、当日はやってくる。
コロナ感染や足指トラブルで10月以降めっきり走れてない状態やモバイルバッテリーがどれだけ持つんだろう?という初チャレ特有の不安もあり、
なるようになる!
と覚悟を決めて相棒の恐竜とともにチャレンジスタート。(名前はまだない💦)
スタート前も圧倒的に楽しい仮装ラン
自ら噛まれにくるヒヨコと後ろの赤ちゃんとシュールな1枚
スタートゲートに向かう途中から、なかなかの好感触。
・かわいい♪(これまでにないワード)
・それで走れるんですか?(ワシにもわからん)
・それ最高!(でしょ?)
などと、多くのランナーさんから声がけしていただく。これがあるから仮装ランはやめられないその1。
・写真撮っていいですか?(どうぞどうぞ)
・あっこれ動画撮ってます(時々静止してしまっていて妙に恥ずかしい)
・え~っ!サンダルですかぁ~💦(もちろんマンサンダルで走ります)
などと見ず知らずのランナーさんたちと笑顔で交流しながらスタートゲートへ到着。
すると、、、
おっ!仮装軍団がいる!
ということで早速飛び入りし、記念撮影会スタート!
五条先生、ピカチュウではなくサンダース、煉獄さんと
SPY×FAMILYから重量5kgの甲冑を着込むランナーも
仮装ランナーは同志意識が働くのか?すぐ友達みな友達。
これがあるから仮装ランはやめられないその2。
こんな時間やコミュニケーションの時間が簡単に創出されるのも特権だろう♪
周りのランナーさんも笑顔になってくれるこんな時間が最高に楽しい。
楽しすぎて走れてしまうミラクル
厳しいアップダウンを抜けて池田湖へ向かうあたり
そうこうしていると号砲とともに盛大に花火が上がりスタート!
さぁ、これからはランナーの皆さんだけでなく沿道で応援してくれる皆さんを楽しませるミッションスタート!スタート付近はしばらく沿道もにぎやかな人出なので、早速仮装ランナーの花道である歩道沿いをキープ。
ウケ最高!
子供からおじいちゃんおばあちゃんまでみんな笑顔で喜んでくれる。これは楽しいマラソンになるぞとスタート直後からモチベーションアップできた。
反面3~4kmで既に足がズンと重く感じてきて、やはり足の可動域の狭さと空気抵抗による走りにくさを早くも痛感。(練習して確認しろ)
大丈夫かな?という不安も入り混じるものの、沿道の方々やランナーさんからの声がけが続いて、疲れも徐々に麻痺?慣れ?してきたようで7~8kmくらいで足の重さも軽減してきた(単純に練習不足、アップ不足なのかもしれないが…)気がする。
売り切れ近かったぜんざいゲット
マラソン走る方なら経験があると思うが、家族や友達などが沿道にいるとその瞬間一瞬すごく元気になると思う。仮装ウケがいいと、ずっと自分の応援団が途切れることなくいるような状態となり疲れを感じないのだ。これがあるから仮装ランはやめられないその3。
もっとキツいはずなんだけど何となくきつさも感じず走れているのは、周りで途切れることなく声をかけてくれる方々のおかげだと感謝。本当にありがたい。
子供がいたらゆっくり恐竜とふれあいタイム、登りはオール歩き(きついのと恐竜の足の可動域では走れない)とのんびり楽しむ。ハーフ通過が3時間18分とファンランとしてはなかなかいいペース。
ぶじ蛙=無事帰るとマラソンにはもってこいだと思い参拝
心配していたモバイルバッテリー(恐竜は電動ファンを回して空気を入れ続ける仕組み)も3つ用意してコマンドーのようにウエストポーチに装着していたが(重)、ひとつで3時間くらい持てば…と思っていたら6時間近く持ってくれた。結局2つ目も4つあるメモリのうち1つ消費して7時間ちょいのフルマラソンを難なくサポートしてくれた。次回から腰回りが少し軽くなるな。
いろんなランナーさんとの出会い
菜の花の咲く池田湖から開門岳を望む
コース上で出会ったランナーさんたちともたくさんコミュニケーション取れて楽しかったので一部ご紹介。
◉金ピカ隊(名前わかりません🙇♂️)の皆さん
センターに割り込んでしまいすみません🙏
どこにいても注目される存在感と素晴らしいフォーメーションが最高です♪一緒に写真撮っていただき、背景の池田湖、菜の花、開聞岳とともにメチャ素敵なショットになりました~!ありがとうございます。
◉黄門様御一行
しっかり統一されてて素敵です
私は自分の走力に変なばらつきがあるので(笑)あまりチームでの仮装ランはやってないのですがみんなで走ると楽しいしすごいなと思います!
◉キキのお姉さま
ホウキに乗って関西から飛んできました(笑)
レース中とゴール後の短い時間ですがいろんなお話させていただきました。ブログ見てくれたかなぁ(笑)うちの教室メンバーにも声がけして下さりありがとうございました!
◉いぶすきだけ走る福岡のお姉さま方(笑)
39㎞くらいかな?私に声をかけて下さり、恐竜でここまで走ってきた姿を見て「私たちも頑張ろう!」と再び走り出し、しばしご一緒させていただきました。子供たちと遊んでる間にはぐれましたが、ゴール先で待っててくれました。ありがとうございます。恐竜ランが勇気を与えられたのであれば本望です(笑)
何度も抜いたり抜かれたりするうちに仲良くなったり、そんな着ぐるみ買うならシューズ買え(笑)とアドバイスもらったり、ゴール前から競走したカップルなど…..他にも本当に多くの方々と交流できて、最高に楽しい時間を過ごせたことに感謝です。そのきっかけとなった恐竜くんにも感謝。(名前は未だない)
写真を撮られたことは多かったけど、自分のスマホに入ってるのはほとんどなく💦ブログ見てる人いたら写真送ってください〜(笑)
いぶすき菜の花マラソン最高
たくさんのランナーさん、ボランティアの方々、沿道の方々など皆さんと笑顔の交換ができた貴重かつ楽しすぎる1日でした。
ひとつ残念なことは、この大会の代名詞でもある美味しくてバラエティ豊かな私設エイドが前回に比べて大幅に減っていたこと。コロナやインフルエンザ感染が増加している昨今においては、致し方ないことであり、きっと私設エイド提供者の方も残念に感じておられることかと思います。
鉄工所エイドはやってくれてたけど、楽しみにしていたカツオの腹皮が売り切れていたのがショックだった( ノД`)シクシク…
鉄工所エイドでは乳酸菌を2兆個補給。恐竜コスのため足湯も断念💦
ここでバナナ?食いながら動くワタシ撮れられてました(笑)
59秒くらいに登場
私自身は仮装ランを存分に満喫していたので良かったが、普通に私設エイドを楽しみに参加したランナーにとっては少し寂しかったかもしれないなと思う。
フルマラソンの位置づけが”ファンラン”かつ”仮装ラン”を楽しむことである私にとっては、いぶすき菜の花マラソンの8時間という制限時間の持つ余裕や沿道やランナーさんたちとの触れ合い、菜の花や開聞岳などの絶景の中で走れる心地よさ、そして何より指宿という地域の持つ時間がゆっくり流れるような優しい雰囲気が好きだ。
他の大会に比べて、20~30代の若い世代の参加者が目立つのも印象的だった。次回、私設エイドが復活すればより楽しくより最高の舞台となるので来年も参加しようと思う。
終わりに
一緒に福岡からやってきたメンバーも全員完走!
3年ぶりのフルマラソン。練習不足やいろんな不安から走れるところまででいいやと割り切って参加した。ふたを開ければ、多くの声援やコミュニケーションに助けられていつもより疲れも感じずに難なく走れてしまったことに自分でもびっくりしている。やはりマラソンはメンタルのスポーツであることを再認識。
足の疲労も意外なくらいほぼゼロ。もしかしたら、あまり足が動かせないことで小走りになったのが足の負担を軽減してくれたのかもしれない。かなり歩いてもいるし(笑)
そして、恐竜の大成功。老若男女からウケるこいつ(そろそろ名前を決めないと…w)はまだまだ活躍してもらおう。しかし,何故だか犬には吠えられることも学んだ(笑)
今回の参戦も、マラソン楽しいな♪と改めて感じることができたので100点満点!
私にとってはファンランの原点回帰ができる場所となっているようだ。もっと楽しくもっと盛り上がりに微力ながら寄与していきたいと感じている。
いぶすき菜の花マラソン開催にあたり、ご尽力いただいた事務局の皆様、沿道から多くの声援や笑顔を投げてくれた地域の皆様、一緒に楽しんでくれたランナーの皆様、応援してくれたすべての方に心より感謝しています。
ありがとうございました!
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