日本有数の陶磁器産地である佐賀県の有田焼〜伊万里焼、長崎県の波佐見焼を満喫できる陶芸の里めぐりジョグトリップ54kmに参加した。
前日は波佐見町へ前泊
コースのほとんどは佐賀県になるようだが、スタートゴールは長崎県の波佐見町。北九州からでは当日移動はしんどいので前泊した。
波佐見町は、長崎県で唯一海に面していない市町村らしい。宿泊した「ホテルブリスヴィラ波佐見」のホスピタリティも素晴らしく、徒歩1分のところにある「はさみ温泉 湯治楼」の泉質も最高で快適な時間を過ごすことができた。
隣接するレストランでは本格的なピザ窯。食べたかったなぁ、、、
ホテルは客室もベッドも高レベルなものだったが、久しぶりの外泊だからか?なかなか寝付けずにいると、隣室のおっさんのいびきが”ジャイアンのリサイタル”の如く💦
私の睡眠時間を容赦なく奪っていくのであった。
どこでも熟睡できる人に変貌を遂げていたのだが、寝れないなぁ寝ないとなぁと思っていると目覚ましの音が、、、。寝不足な状態で朝を迎える。
いよいよ54kmの旅スタート
旧中央小学校講堂。昭和初期に建てられた木造洋館であり、H22年国の登録有形文化財となる。
昨年の武雄嬉野路以来のジョグトリップ参戦。
2021年は4ヶ月弱に渡り週5日ジョグと毎日の筋トレ(プランク、サイドプランク、薪割りスクワット)をやってきているので、その効果があるかどうかも確かめたい。
寒い中、集合写真を撮ろうと集まっていた時のこと、、、
ちょっと薄暗い中、履いてたらホノルル(左)とベチュラエナジー(右)を、、、
厚みが違う両サンダル。これでスタートしてたらすぐに走れなくなってただろうな。危ない、危ない💦
ジャイアンのせいで寝不足な頭が回ってないようだ(笑)
指摘を受け、きちんと正装になってから一緒に参加するメンバーとともにパシャリ。
今回は久しぶりにベチュラエナジーが相棒だ。
とにかく寒い。ジッとしてられないので、そのままスタート!
珍しく快調な滑り出し
事前にGooglemapからトレースした高低図によると、結構なアップダウンコースだ。
GPSウォッチで累積標高は1400mくらいだったので参考まで。アップダウンの形はもちろん同じ。
ウォームアップもしないので、いつもはスタートから結構疲れる。しかもしばらくは登り基調となっている。しかしながら、今回はなんだかそれほどきつくなく序盤から走りやすい。
何が違うのだろう?
よくスタート時に足が重いくらいがちょうどいいと言うのを聞くが、たしかに深夜のリサイタルによる寝不足のおかげで全身だるい。
そうだとしたら、ジャイアンに感謝しないといけないな。。。
んなわけないな💦
いびきすごい人はホテルではせめて横向きに寝て欲しいものだ。誰だかわからんが(笑)
朝日と共に徐々に身体も温まってきて、いいコンディションになってきた。早々にウインドブレーカーを脱ぎ、朝からTシャツ短パンで快適ランだ。
最初がもっとも高いピークであり、標高約300mほど。
走っていて気づいたのは、以前に比べて体幹の安定度が増している。毎日やっているプランクのお陰だろうか?
そして、久しぶりのロング走のわりに脚の疲労が少ない。いつも40kmくらいから少しずつ疲れを感じることが多いが、ゴールまでほとんど脚の疲労感は感じなかった。
これは毎日やっている薪割りスクワットの恩恵だと確信している。このまま毎日筋トレに取り組もうと思いながら走る。
オアシスと共に旅を振り返る【前半】
ジョグトリップでは、無人オアシスがあり食料や飲料が置いてある。このオアシスでの給食や他のランナーさんとの交流などもジョグトリップの大きな魅力だ。
最初のオアシスは6km。定番のカッパ巻き。
コロナ禍にあって、ひとり3個ずつラップに包んでくれていて衛生的だし、何より美味しい。
共に振り返るとかかっこよく書いてるが写真撮り忘れ💦
途中クリモパパさんに遭遇。
ロードでも速くてウルトラも走れてしかもワラーチ。敢えて寄り道して63kmくらい走ったとか?かなりレアなすごいランナーさんです(笑)
14km地点はコーヒー大福。
コーヒー味が効いてるのか一般的な大福に比べて食べやすいし、美味しい。
24kmオアシスはいなり。
量といい味といいベスト。
登りは走らないが、そこそこしっかり走りながらそうこうしているうちに、伊万里焼の窯元エリアへ。
風情のある情景
橋も陶器まみれ(笑)
街の至るところに陶磁器が惜しみもなく使われているところは、焼き物の街ならではだろう。
それから、佐賀県の信号機の下でよく見かけるこの方々、、、
選挙前の握手を求めてくる政治家のような奥で笑ってない目に心掴まれる(笑)
干物になりかける⁉️
桜の時期は最高であろう有田川の桜並木。桜の散った長ーいこの遊歩道はしんどかった
前半27kmを終えて、想定していたより早く疲労もない。調子がいい証拠だろう。ちなみに、最近はアミノバリューを必ず携帯している。
過去15戦くらいウルトラマラソンを走っていて、身体の不調が起きなかった時の共通項を探していたらアミノバリューだったのだ。
大会でいえば、壱岐ウルトラマラソンがそうだが、大抵いつも身体の異変が起こるのだが壱岐では最後まで異変が起きてない。エイドにはアミノバリューが置いてある。因果関係はわからないが事実。
今回は軽装のため顆粒スティックタイプを用意していたが、24km〜34km地点で急に喉がカラカラになり補充しようとするも自動販売機、コンビニが見つからず脱水しかけた。
おそらく、気温上昇と共に想像以上に発汗が進んでいたのかなと思う。しばらく行ってようやく工場内の自販機を見つけて給水・補充。
工場内のおじさんに話しかけられるも、伊万里の方言が全く理解できずにコミュニケーション取れなかったのが心残りだ(笑)
オアシスと共に旅を振り返る【後半】
なんとか干からびの刑を免れ、たどり着いた34kmのオアシス。初めて食べたこの百枝プリン美味しかったなぁ。
ここでは、武雄嬉野路でお知り合いになったNさんと再開。
その後もワラーチでスイスイと坂を登っていかれました、スゴイ、、、
また、このブログを見てくださっているという”なかっちさん”にもお声がけいただきました。いつでも遠慮なくコメントください(笑)お待ちしてます♫
さらに、給水を終え走り出そうとした際には、私より前を走っているはずのN山さんが何故だか信号の向こう側に立っている。休憩もしてないし、ずっと走っていたと言う。私は時々歩いていてワープもしてない、抜かした覚えもない。
察するに、N山さんは知らないうちにコースアウトして余計なところを必死に走り、知らないうちに本コースに奇跡的に戻ってきたと思われる(笑)
頑張りが空回りしてしまうシーンに直面し、なんと慰めていいやら言葉が見つからなかったので、ぼちぼち行きます〜!と無情にも置いていく(笑)
しばらく刺激のないロードを走る区間があり、これは精神的に辛かった。山の中のアップダウンの方がメリハリがあってマシだな!なんて話しながら進んでいくと有田の町へ到着。
天気の良い日曜だが観光客がほとんどいないのはコロナのせいなのか?普段来たことないのでわからないが、路地裏などに入っていくと面白そうだな。
またゆっくり散策したい街並みだった。
44kmオアシスは芋もち。
プリンと芋もちは初めてだったけど美味しかった
絶妙なまでになんと書いてあるかわからない何かのプレート(笑)
フルマラソンの距離もいつもよりラクに通過。ゴールまで距離のカウントダウンをしながら進む。コースのほとんどは佐賀県だったが、スタートした長崎へ戻ってきた。
波佐見町も焼き物の町らしく、歩道上の至るところに陶磁器が使われていた。
その後、あと1kmと思っていたら100m先くらいにゴールが見えるという嬉しい誤算とともに54kmの旅をゴールした。
楽しく収穫の多い1日
まずは、コロナ禍にあって大会を開催していただけることに感謝したい。あみりんさん、ありがとうございます。
そして、教室メンバー7名全員完走。ワープなし(笑)も素晴らしい!
スタート前の不安を払拭するような走りができたこと、以前より体幹や脚の筋力強化が感じられたこと、これから続くレースへの自信が芽生えたこと、毎日続けている筋トレが無駄ではないこと。
いろんな気付きや収穫があったので、とても有意義な1日であったと締めくくりたい。
さぁ、次は向津具ダブルマラソン84,39km。
しっかりやるべきことをやって挑んでいこう!
コメント
先日はお疲れ様でした。ワラーチのNです(笑)新しいワラーチで今回走ったらマメができてしまいました。
まだまだです
むかつく、私も出る予定です。
お会いできるとよいですね。
N様
お疲れさまでした。
軽やかな走りさすがでした!私は、足のケアを怠ってしまい足裏が数箇所切れて痛いです(笑)
筋肉痛はなくとも数mmの傷でダメージ喰らってます、、、
向津具も頑張りましょう♫
先日はお疲れ様でした。
カントク様のブログは大変面白く、いつも楽しく拝見しています。
ワラーチやサンダルランに興味がありますが、諸事情により肌の見える履物がNGなので、
ベアフットシューズに挑戦しようと思います。
また、お会いできるのを楽しみにしております。
なかっちさん
コメント強要してしまいました(笑)
いつも読んでいただき、ありがとうございます!
声をかけて下さることが励みになって記事を書くことができます。最近は更新ムラがありますが
ベアフットシューズいいですね!わたしもメレル気にいって履いてます。普段履きにもよさそうです。
またお会いしましょう!楽しみにしております♫