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常識を疑えシリーズ2|ランシューよりサンダルがいい理由


私自身の経験と検証に基づいた個人的な見解であることをお断りした上で、なぜサンダルランがいいのか?紹介してみたい。

足底腱膜炎を治したサンダルラン

何度か書いているが、私も例に漏れずランニングシューズを履いて走っていた。しかしながら、走ると翌朝起床時に踵が激痛に襲われる足底腱膜炎を発症してしまい、医師からも治らないから上手に付き合うことと言われた。

物事には例外があることを思いのほか重視している私の脳は、治らないとか決めつけられるとホントにそうか?と感じる。

腱膜や筋肉が炎症起こすなら鍛えて強くしたり、柔軟性を獲得すれば治るんじゃないの?と思って、サンダルランを始めたのがきっかけだ。

その結果、医師が治らないと決めつけていた足底腱膜炎はいつの間にか寛解。あの痛みともおさらばした次第だ。*もちろん万人が寛解するとは限らない

サンダルランとの出会い

私自身は、タタミサンダルでフルマラソン、チャコで100kmなどを経て、べチュラエナジーに辿り着き、以降はベチュラエナジー、ホノルルとビルケンシュトックのサンダルを履いている。

基本的にサンダルであればなんでもいいとは思っておらず、現時点での個人的なチョイスはビルケンシュトック製品一択だ。

3つのアーチサポートやつま先踵の固定まで考え抜かれて造られた秀逸なフットベットは、他の追随を許さない理想の逸品だと感じている。

実際に、私の教室でも20名近い方々がべチュラエナジーやホノルルで走っているが、ほぼ100%いい影響を及ぼしている。(これについては後ほど詳細を書く)

さらに、進歩して自作でワラーチやマンサンダルの世界にも少しずつ進出しているところである。

ランニングシューズで脚が弱る

ナイキの厚底シューズが誕生して新記録ラッシュになったように、シューズの持つテクノロジー進化は目覚ましいものがあると思う。

しかしながら、それはシューズによって走れてしまう=人間の脚機能の退化にも繋がるのだろう。裸足ランやワラーチランをしているランナーは皆一様に人間本来の脚の機能を取り戻すという趣旨のことを言っている。

私も全く異論なく、それを信じてランシューを脱ぎサンダルランの世界に飛び込んで足底腱膜炎を克服したのだ。

高機能になればなるほど、脚へのダメージが和ぐことで、どんなフォームや着地をしてもそこそこ走れてしまうという悪いループに陥るのだと考えている。

もちろん、ランシューで故障もなく素晴らしい走りやタイムを叩き出す方もいるわけだが、私は主に初心者指導の立場からしてランシューで走ることは、正しいフォームや着地の獲得という観点から適切ではないと思っている。

人間はもともと裸足で生活し、裸足で走っていたのだ。その時の遺伝子を現代人はいまだに持っているらしい。

そのスタイルを矯正することで、さまざまなランナー特有の故障が出てくるのは必然であろう。

サンダルランにより改善するもの

私自身の経験値だけではなく、前述したサンダルランを実践している方々へのインタビューを通じてそのメリットが明確になってきつつある。

 

多くの方が感じられていることをいくつか挙げてみると

・足指のトラブルがなくなった(マメや爪剥がれetc)

・走っていて疲れにくくなった

・前よりも走れる距離が延びた

・病院や整骨院に行かなくて良くなった

・まっすぐ立ててる気がする

などである。

 

一方、サンダルランをしている方々を客観的に観ていて主に感じることは

・ランニングフォームがきれいになっている

・具体的には身体の軸が真っ直ぐになってくる

・着地がフラット〜フォアフットに移行できている

という点だ。

 

これまで、膝を中心に故障やトラブルを抱える方を中心にサンダルランを勧めてきた。その結果、履物を変えるだけで、それまでのトラブルから解放された方がほとんどなのだ。

参考までにLINEで報告していただいたスクショを以下に紹介する。

 

 

これはどういうことだろうか?

サンダルランの真髄とは?

ランニングシューズやインソールによって、人間本来の自然な足の形態などが不自然な形で固定されてしまうのではないか?

ナチュラルに基準を置くのではなく、あくまでもランシューに自分の足を合わせて行くことがそもそも間違いだと思う。

ビルケンシュトックのように、足の自然な形に寄り添うモノづくりはそれを履く人に、真っ直ぐ立てる感覚や姿勢が安定するというような気づきを与える。

もちろん、ワラーチなどはもっとダイレクトにそれを感じることができるだろう。

しかしながら、ランニングシューズ主体の世界では足にフィットしなければ”インソールを入れてまでシューズに足を合わせようとする”のである。

クッションや様々なテクノロジーでなどで造られた走りやすさ?を享受するのではなく、もっとキープナチュラルな世界に目を向けて、自分の持っている機能や性能を信じてみることも必要だと思う。

検証は続く

まだまだ、サンダルランやワラーチなどはマラソンの世界では少数派だ。だけど、いつも多数派が正しいと限らないのも事実である。

これを書いていても化学的なデータや集計もないので信憑性も薄いかもしれない。ただ、明確なことはランシューを脱いでサンダルランを始めた方でランシューに戻っていく人がいないことだ。

少なくとも私の周りでは。

フォームや着地習得のために履く人、レースもサンダルで走る人、いろんなパターンでサンダルランの恩恵が目の前で日々確認できてきている。

次の段階として、今感じている感覚を統計学的に根拠のあるものにしたい。そのために自身のみならず、サンダルランナーの今後の動向もしっかりフォローしていこう。

 

サンダルランにおすすめサンダル

寒い時期におすすめなベアフットシューズ


 

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