マラソンのレースシーズンに入り、多くの方が各地のレースでスタートラインに立っている。
スタートラインに立つって実はとてもスゴイことだ。
マラソンやランニングの世界に身を置いていると見えにくいことがある。
なぜなら、周りの仲間たちがみんな走っていたりレースに参戦しているからだ。
もっとフィールドを広げて、自分の家族・親族や友達、職場の人たちなどを見てみるとどうだろう?どれだけの人がマラソンレースのスタートラインに立っているだろうか?
42.195kmのフルマラソンにチャレンジしている人がどれだけいるだろう?
また、既に走っているランナーでも100kmウルトラマラソンなど更なる高みを目指してチャレンジしようと決意し、行動に移して当日スタートラインに立っている人がどれだけいるだろう?
そんなにいないはずだ。
ちなみに2016年度の笹川スポーツ財団の調査によると、ランナー人口は約893万人(約8.6%)とされており減少傾向にすらある状態だ。
つまり、チャレンジしようと決意してスタートラインに立っていること自体が、誰にでも出来ることではなく勇敢で賞賛に値する行為なのだ。
たとえ、レースで失敗したとしてもチャレンジすらしない人よりもひときわ輝いて映るのだ。
どんなことでも成功に繋がるポイントはたったひとつ。
まず始めること。
”撒かぬ種は生えぬ”という言葉があるように、あれこれ出来ない理由を引っ張り出して始めないうちは、成果は何も生まれない。
でも勇気を出して未知の世界へ飛び込むこと、つまり始めることが出来れば半分はゴールに近づいていると言えるだろう。
これからスタートラインに立つランナーの皆さんは、自分たちが多くの人が出来ないことを始めているという自覚と、そのことに誇りを持ってレースに挑んでもらいたいと思う。
スタートラインに立つこと。
結果より何よりそのこと自体に大きな価値がある。
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