足底腱膜炎の痛みが酷くなってきており、足そのものの柔軟性や機能性を鍛えなきゃ!とぼんやり考えていた。しかし、裸足やワラーチは抵抗がある中、絶妙なタイミングでこのサンダルに出逢った。
タタミサンダルって?
見た目どおり畳のサンダルだが、どうやらその辺のなんちゃってモノではないようだ。1818年創業と由緒ある畳製造会社「沖宗」の畳を使い、畳縁で日本一のシェアを誇る「高田織物株式会社」の畳縁が使われている。
特に走るためにというコンセプトはないようだが、トレイルランナーが開発に携わっている?という噂も聞きつけ期待に胸が躍る。
世間で出回っているタタミサンダルとの違いは、一流の素材・製法だけではなく、ビブラムソールを装着していることに象徴される気がする。
ビブラムと言えば、これまたソールの専門メーカーであり、登山家や裸足ラン、ベアフットラン愛好家なら知らない人はいないほどの逸品だ。
タタミサンダル ファーストインプレ
ワクワクしつつ日が経つのを待ち、ようやくタタミサンダルとのご対面だ。
まずは外箱。
高級ブランデーでも入っていそうな、個性的な6角形形状に金色に輝く豪華な装飾。誰もサンダルが入ってるとは思わないだろう。
中身が1流だと外箱だって妥協できないというこだわりを感じる。
早速、履いてみる。
イ草の感触が心地よく、ビブラムソールのおかげでクッション性もあるため歩行がとても気持ちいい。またスリットが入っている恩恵で屈曲も不満ないレベルに仕上げられている。
ランニングシューズから履き替えた直後だと、違和感を感じそうなものだがそれがないところに期待感が増大する。
タタミサンダルで走れるのか?
元々、ランニング用ではないものの走れましたよ!という紹介者の言葉もあり、ある程度ウォーキングして足に慣らしたら走ってみようと考えていた。
が、2日目にはつい走ってしまった。普通なら走るとなれば、ソックスはいてランニングシューズを履いてということになるが、その動作が必要ないためついフラッと走り始めてしまったのだ。
そして、あまり違和感がないためそのまま4kmほどジョギング。
違和感がない…
これがすごいことだと感じる。普段ランニングシューズで走っていれば、サンダルになったら違和感を明確に感じるはず。
その後2回ほど、30分くらいジョギングしてみたものの同じフィーリングで走ることが出来た。
これは、そこそこ走れそうだ!という期待がより大きくなってきた。
期待する3つの効果とは?
①シューズ選びや足の環境改善にベスト?
秋のウルトラ用に、HOKA Bondi5というシューズを調達した。この時に、普段は感じることなかったが、左右の足の大きさの違いがフィッティングの違和感として無視できず、結局ワンサイズ大きなものを購入。
私もそうだが、足のサイズは左右で微妙に違う人が多いもの。前買ったHOKAでは全然違和感なかったものの使われいる木型が変わっているらしく、私の足には今回のモデルはイマイチ合わなかったみたいだ。
サンダルであれば、そんな微妙なレベルの差異はあんまり気にならないはずだし、換気性やマメなどの問題も軽減できるのではないかと期待している。
②足底腱膜炎の改善にいいのではないか?
冒頭に書いたとおり、私は足底腱膜炎であり走ったり長時間立ってたりすると、かかとの痛みが酷い。走ってる最中に痛みが出ると走れなくなることもある。
朝起きた時は、歩くにも杖が要りそうな状態だが時間の経過とともに痛みも消失する。これは実に厄介なのでどうにかしたい。
サンダルで足の使い方、足裏の筋肉を鍛えることで柔軟性が増し治るのではないか?と密かに期待している。実際に距離や時間は短いにしろ、3回走った後のかかとの痛みがかなり軽減している。
③フラット着地の習得に役立つ
これは実際に履きだして気付いたことだが、教室でも推奨しているフラット着地が出来ているかどうか?の判断がしやすい。ソールの形状や材質も関係しているのか、フラット着地した時の着地音がパンパンッとやたら大きくて解りやすい。
また、自分では出来ているつもりだったのが、意外と出来ていないことにも気付くことが出来たので、音を頼りにセルフチェックできるのもありがたい。
今後の検証が楽しみ
今回、ご縁あってMineKeyタタミサンダルを履く機会をいただいた。普段履きとしてならもう既に100点満点だと思う。
1歩進んで
◎ランニングできる可能性はどうだろう?
◎ウルトラマラソン走れないかな?
という期待を込めて、これから時間や距離を延ばしていこうと考えている。
来月には42km走をやるので、そのときに1回ロング走でのタタミサンダルの可能性を試してみようと思う。
そして、畳縁によるスレや障害の有無の確認などと同時に、タタミサンダルが足の悩みやトラブル解決の一助になることを願っている。
コメント
[…] 前回レビュー記事でタタミサンダルとはなんぞや?ということはご確認下さい。30分程度のウォーク・ジョグから進歩して、現在は60分、70分と少しずつ走る時間を延ばしている。 […]
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