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たくさんの幸せをありがとう|私が走り続ける新たな理由


我が家の愛犬リキが2018/4/18 15年5ヶ月の生涯に幕を閉じた。

それまでに4匹の犬を看取っていた辛い経験から、もう犬は飼わないと決めていたものの、やはり時間が経つと家族として迎え入れたいと思うようになった。

そして、里親さんとのご縁があり大分の中津城へ向かい3匹の兄弟犬と対面。

活発に動き回る2匹とは対照的に、しゃがんでいた私のお尻の下にトコトコ歩いてきて隠れるように寝ていた姿がどうしようもなく可愛かったんだ。

それがリキとの出会いだった。

 

我が家にやってきたリキは、やんちゃで元気いっぱいだった。

もの凄いスピードで庭を駆け回る姿に感心したものだった。

しかし、臆病な性格故に家族以外の人や他のワンちゃんと仲良くできず、毎日の散歩でも気を遣ったり、お友達もなかなか出来なかったね。それでも、家族にはいつも従順でいてくれた。

悩んだり、辛かったり、うれしかったり、私の人生のどんな場面にもいつも君は寄り添ってくれたね。

深夜に酔っ払って帰ってきて、庭で寝てしまったこともあった。そんな時でさえ君は隣に寄り添ってくれたし、いつだって呼んだら尻尾を振って側に来てくれたんだ。

キャンプに行って川にジャブジャブ入ったね。帰りの車の中で、いつの間にか逆転して君がシートに、長女がフロアーに寝ている姿を見て爆笑したものだった。

悪さをして叱られている時も、お座りをしたまま少しずつ近づいてきて、いつの間にか私の胸に顔をうずめる仕草もかわいくてたまらなかった。

公園で走りまわったり、子供達と遊んだり、ひたすらぼんやり過ごしたり、毎日が当たり前に幸せに過ぎて行ったんだ。

 

34歳で君を家族に迎え入れた私も今年で50歳だ。君はもっと早いスピードで歳をとって、人間に換算すると91〜92歳になるのだろうか?

これまで大きな病気もなく健康に過ごしてきた君も老化という問題に加速度的に直面した。

少しずつ筋力も低下し、今まで出来ていたことが出来なくなってきたね。

散歩に行くときの階段の登り降りが辛くなってきて、君の老化が想像以上に早いのだと無知な私は知ることとなった。

それからは子犬の頃以来かな?20kg近い君を抱っこする機会も増えたんだ。

 

そのうち寝たきりになると先生に宣告された時には、来るべき介護に備えて必要なものと必要な覚悟をしっかりと準備していたんだよ。

でも、食欲もあるからまだ大丈夫だと思っていた。

しかし、この数日はあまり食べようとせず、私の掌からだと何とか食べてくれていた。

 

仕事に出る前に、なんとなく君の部屋を覗き声をかけた。

「行ってくるよ!いい子にして待っててね。」

と頭を撫でながら言ったのが最後だった。

この1年近く耳は全く聞こえてなかったけど、何を言ってるかわかってたよね?

 

リキ

もっと君と遊びたかったんだ。

もっと君に話を聞いて欲しかったんだ。

これからだって、もっともっと面倒をかけて欲しかったんだ。

 

寂しくてたまらないよ。

 

どんな時だって君が癒してくれた心は、これからどうすればいいんだ?

 

家族として、友達として、かけがえのないパートナーとして君が大好きだった。

 

君もみんなのことが大好きだったんだね?

これから始まる介護生活を前に、みんなに迷惑をかけたくなくて逝ったのかな?

君も動けなくなって辛い思いをする前でよかったと思っていいのかな?

 

どんな風に最期の時を迎えたのかはわからない。

きっといつものように昼寝をしていて、そのまま旅立ったんだと判断できうる状況だった。

だとしたら、本当に幸せな最期だったと思っていいのかな?

 

リキ

君がくれた思い出の数々は、これからも私の心の中でずっと一緒に生きていくよ。

虹の橋のたもとで待っててね。

いつか必ず迎えに行く日が来る。その時は、思いっきり走って飛びついてきてね。

たくさん走り回って疲れ果てるまで遊ぼうじゃないか。

その時のために、君に置いていかれないように脚力を鍛えておくこと。

私が走り続ける新たな理由に付け加えておくよ。

君との再会を楽しみにして、これからを生きていく。

 

これまで私の人生を楽しく彩ってくれた君に、そしていつも私を癒してくれた君に心から感謝している。

本当にありがとう。

我が家に来てくれてありがとう。

リキと出逢えて幸せだったよ。

 

 

では、しばしお別れだ。

愛しいリキよ。

さようなら。

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