巷で話題の「ボヘミアンラプソディー」を観てきた。
11月末に最初に観てから12月に1回、そして今日と実に3回目。同じ映画をしかも映画館で3回も観るのは初めての経験だ。
伝説のバンド”クイーン”とりわけフレディ・マーキュリーにスポットを当てた映画である。1回目はテレビで大人気と言ってたのと、CDも3枚ほど持っていて知らないバンドではなかったので興味本位で観た。
その結果、フレディ・マーキュリーが本名でないということから始まり、知らないことが多かったものの映画として素晴らしいと感じ、ラストのライブシーンでは自然と涙が出てきた。
2回目は、クイーンというバンドのみならず、フレディー・ブライアン、ロジャー、ディーコンについていろいろと予習して再度映画館へ足を運んだ。
1回目で気づかなかったシーンや、あったはずなのに記憶に残ってないシーン、その場面場面や言葉が持つ意味を理解しながら観ることが出来て、1回目よりも感慨深く楽しめた。
そして今回、、、
完全にクイーンのファンとなり、虜となって観てみた。
毎回、涙する感動の場面が変わってきているのは、理解が増しているからだと思うが、今回も例外ではなかった。
フレディが自らのエイズ感染を知り、余命を覚悟してからの言動が特に深く印象に残った。
ライブエイドへの出演により確執があった父の教えを実践しようとする姿、そして父との和解。メンバーに対してエイズを打ち明けるシーン。
とくに心に突き刺さったのが、
「俺が何者かは俺が決める」
というセリフだ。
生い立ちのコンプレックスや、奇抜なファッションや言動、愛と孤独、バンドとしての栄光と挫折…
その生きざまは、正にフレディの言葉通りパフォーマーであると感じる。天狗になっていたり、自分勝手、わがままな部分もあるとは思うが、実はパフォーマーとしての自分を誰に遠慮することなく素直に実践してきたのだと思う。
余命が短いことが分かったときに、決して生き方自体を変えるではなくパフォーマーとして最後の瞬間まで生きる決意、自分がすべきことをやる姿、、、
それらが全部ラストのライブエイドに凝縮されてる気がした。
ボヘミアンラプソディやWe Are The Championsなど、フレディ自身が描いた歌詞にいまのフレディの心の叫びがオーバーラップする。
だから、ラストのライブシーンで涙する人が多いのかな?なんて思ったりした。
画像は同じだが1回目の時はキャッチコピーが違っていた
兎にも角にも、この映画を観ることが出来て本当に幸せだなと感じるほど、素晴らしい映画だった。
自分のこれからの人生においても、学ぶことが多く刺激的だったから3回も観たのかもしれない。
しかも、毎回違う気づきや感動をくれるのだから最高だ。
孔子の論語の中に
「これを知るものはこれを好む者に如かず これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」という言葉がある。
最初はクイーンは知っているだけのバンドだった。映画を観て、知っているからクイーンが好きになった。好きになってからはもっと知りたいとクイーンを楽しめるようになってきた。
正に言葉通りだなと感じた。
フレディ・マーキュリーは昔から好きな男性ボーカリストだ。(ちなみに女性ボーカリストでは、カレン・カーペンターが好きだ。)
もっと彼やクイーンを知ることで自分の中で変化があるかもしれないなと思うと、今後も興味を持ってずっと楽しめる気がしている。
最後の最後までパフォーマーを徹して生き抜いたフレディの生き方はかっこいい。
自分も1本芯が通った強い人間になりたいなと思わせてくれたことに感謝している♬
素晴らしい映画との出逢いに感謝。ありがとう!
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