サイクリストの聖地である「しまなみ海道」をマラニックで走って渡ろうという企画を立て実践してきた。実に11年ぶりのしまなみ海道はやはり楽しい場所だった。
しまなみ海道の思い出
2014年しまなみ海道100kmウルトラ遠足を走って以来のしまなみ海道。その時は、2回目のウルトラチャレンジだったので島をゆっくりと楽しむ余裕などあるはずもなく。しかしながら、エイドでいただいた島の名産やみかんジュースがめちゃくちゃ美味しかったことは強烈にインプットされていた。
そのレース参戦記に興味ある方はどうぞ〜↓

今回は、尾道から今治までの約70kmを各島の美味しいものをいただきながら2日間かけて走破しようというユル〜いプランを企画した。教室のウルトラメンバー3名と、ホノルルでご縁が出来た方々(東京、神戸、福井)を迎え計7名で開催。
どんな楽しみや出会いがあるのか?ワクワクしていたが、直前1週間は毎度のジンクスでやたら忙しく準備もままならないまま、始発に乗り込みいざ出陣!
楽しいマラニックへ全員集合!
1週間前くらいから週末の天気は雨予報。晴れ男としては大して気にもしてなかったのと、なんとなく雨には合わない気がしていた。
晴れ男パワー健在。
直前まで降っていた雨はスタートするタイミングで上がり(スゴない?)今回の旅を心地よく演出してくれた。北九州組は始発で、東京からは寝台(予期せぬ遅れで新幹線併用になったとか…)、福井、神戸からは前泊でそれぞれ尾道駅に集まりいざスタート!
今回は、初距離長丁場の方がいることと島の救急医療体制に一抹の不安があったので自転車を1台レンタル。トラブル時の対応や疲れた人が交代で乗れるという一定の安全を確保した上でスタート。
1泊2日でもこれで荷物全部。かなりのミニマリストぶり
レンタルサイクルの説明を受けてるとき
「サンダル?これで乗るん?」
「あ、これで家から出てきて今治まで走って家帰るんで靴ないです、、、」
「サンダルはダメなんだけどなぁ…..」
「自己責任でいきますっ!」
まさかサンダルで来るなんて想定してなかっただろうが、こちらもサンダルはNGなんて聞いてない(見てないだけかも、、、)のでお互いさま♪ナニガオタガイサマヤネン
今回、悪天候予報でキャンセルされた方が多かったのか?予約の時点で借りれなかった電動があるとのことだったので、急遽電動に変更してもらい伴走チャリ準備万端!
ウォーミングアップ 向島
まずは渡船ですぐ目の前に見える向島に渡る。乗船代は110円(自転車なければ100円)数分のクルーズ後、向島に上陸。
いざスタート!
向島での目標は、後藤鉱泉所の地ラムネだったがスタート後すぐということもありリズムができにくいので今回はスルー。次の因島に渡ってすぐのところにある「はっさく屋」を目指すことにした。雨上がりの曇りで朝早いこともあり、比較的涼しい時間帯だったので順調に走り出す。
私は、電動チャリは初めてだったので挙動に慣れるまで落ち着かなかったが、動き出しのアシストを理解しつつ感動。でも、7時間くらいしか持たないと言われたのでバッテリー交換も面倒だなと考え、登り坂以外は節約のため基本電動OFFで走る。
まさかの地獄トレ? 因島
順調に向島を走り、しまなみ海道の橋の中では、唯一車道の下を通る因島大橋を渡り因島へ上陸。
無事「はっさく屋」に到着し、名物の「はっさく大福」を購入!
これは美味しい♪
時期によってはシャインマスカットが入ったりするらしい。王道の「はっさく」以外に、「いちご大福」も売ってた。評判通りのみずみずしく甘さもちょうどいいテイストで大満足!
皆さんも満足してさて走ろう!とここで
痛恨のコースミス💦
お店から下って、右に行かないといけないのに左へ行くよう指示するワタシ…
橋を登り降りする際に結構ループ上にコースがあるため、方向感覚がバグっていたようだ。いけどもいけども峠に入って行ったり、人気がない場所ばかり。
気付いたときには結構遠回りしていて、本来のコースよりも5〜6km余計に走っていたことが判明。しかも結構な峠を超えてたのでトレーニング的にはいいけど、申し訳ないタイムロス&体力ロス🙇
時間も経ってしまい、お腹が空くも島の飲食店はほとんど休みでランチ難民状態。やっと見つけたコンビニで小腹を満たし、生口橋へ向かう。
レモンの島 生口島
レモンの島らしくとにかく
黄色(笑)
因島での反省から、先回りしてナビる(こんな言葉あるんか?)敏腕ナビゲーターに変身を遂げる。この辺りからかな?自転車を交代して走り出したのも。
今回はベチュラン。あまり足が真っ黒にならなかったのは島の空気がキレイだからかな?
生口島は大きく横断するコースなので、少しダレてしまいがちだがメンバーの皆さんの健脚ぶりは相当なもの。この島での目的はジェラードで有名な「ドルチェ」だ。
ワイワイ楽しく走りながら、到着!
デコみかん、美味しかった!
わからないけど、しまなみウルトラで飲んだ生搾りオレンジジュースもこのお店の提供だったのかな?あともう一息でゴールというタイミングで爽やかな柑橘系の刺激はVery goodだった。
というか、土曜日にしてほとんどお店が空いてない。コンビニもそう多くない。クオリティのみならずこの環境であれば一人勝ちするよなw
ドルチェ大賑わいでした!
その後も街中のレモンを満喫しながら大三島を目指す。
1日目ゴールの大三島へ
大三島へ渡る多々羅大橋では県境を越える。これやっちゃうよなw
終始、曇り空に恵まれた1日。今日は大三島の「i-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」がゴールだ。

ワタシのコースミス(実は強化トレ?)によって予定よりも1時間ほど遅れてゴール!
後ほど紹介する食事が美味しいだけでなく、館内は静寂と清潔感に溢れていて気持ちよく泊まれた!またリピートしたい場所だ。
感動のご褒美ディナー
シャワー浴びてスッキリした後の乾杯は最高!
時間があれば近くの温泉に行けたのだが、その時間はなくお楽しみのディナーだ。
これが、、、びっくりするほど
旨かった😋
ん?お昼のランチ難民状態はこの豪華ディナーの伏線だったのか?(笑)偶然にも北九州出身という?シェフのつくる美味しい料理の数々に大満足の夜だった。
しかし、営業が20時までというのを失念していて19時からスタートしたもので、料理が出てくるスピードや19:30にドリンクオーダーになったりやや落ち着かない感じは否めず、、、改めてゆっくり来てみたい(笑)
ごちそうさまでした!
この日の疲れに加えて前日もあまり寝れてなく、かなりぐっすりと眠れた気がする。
2日目スタート 大三島〜伯方島
気持ちよく目覚め、ゆっくりと朝食を摂る。朝食はやっていないので向かいにあるコンビニで買ってきたものをレストランスペースで食べることができる。
2日目はゴールのサンライズ糸山まで約30kmだ。
前日よりもいい天気
最初のミッションは、伯方島の伯方SCパークで塩ソフトを食べること。スタートから11kmくらいなので比較的スムーズに到着。
ここは人が多くて賑やかな場所だった。早速、塩ソフトを食らうがすぐに溶けていくほど滑らかで塩気の効いた味が印象的。お土産を物色したりした後、伯方・大島大橋を目指す。
しまなみ最後の島 大島へ
糠床や家宝の壺などを入れた(嘘)でかいリュックで走り抜いたMさん。アナタMVPです(拍手)w
大島へ渡ると、島を横断するルートとなりゴールが近く感じるものの走る距離が長い。
こんなんなる
適度に歩いたり休憩したり、景色を眺めたりとマイペースで進む。想定していた時間からは大きく遅れていたものの、帰り時間遅れても大丈夫ということでマイペース万歳!の歩み。
大島での目標は、来島海峡大橋のすぐそばにある「よしうみいきいき館」で海鮮丼か鯛カツバーガーを食べること。もうお気付きかと思うが、映えスポットなどよりも
食い気オンリーである。
冒頭にも書いた通り、各島の美味しいものを食べることが最大のミッションなのだ。海鮮丼と鯛カツバーガーで悩むのをエネルギーにちょいと退屈なロードを走り抜け到着。結局、鯛カツバーガーにしたけど大正解!
ボリュームタップリでこれもまた旨かった!
前日と違い、しっかりランチしたのであとは目の前に見えている最後の橋「来島海峡大橋」を渡ればゴールだ。
ウルトラ参戦の時はこの橋だけ渡れずに帰ったので、リベンジも兼ねて頑張ろう!
いざ今治へ!
見えてる部分が半分くらい?全長4.1kmの来島海峡大橋(長)
基本的に橋を渡るときにはまずぐるぐると螺旋状に登っていく。これが毎回セットなので案外辛い。
しかも今回は橋も尋常じゃなく長い、、、
飽きてしまいそうだが、飽きてる場合でもなく渡らなければゴールできない。2日間通して青空が出なかったので暑さ的には助かったが、ブルーの海が最後まで拝めなかったのが残念だ。
流石に疲れが見えるメンバーを励ましながらひたすらゴールへ向かう。そして、橋の上から今治の街並みが見えてきた。こうなるとまた元気が出てくる不思議。
ゴールの「サンライズ糸山」へ全員無事に駆け込んだ!
ゴーーーーーーール!!
自分の足で本州から四国まで渡ってきた達成感とゴールした安堵感でいい表情!
私は、チャリ時間も多く半分も走ってないと思うが、皆さんケガもなく無事でよかったと同時にタフや〜と思う。
近くにいた人たちと交流しながら写真撮影を楽しむ。さて、そろそろバスの時間を確認するべや….
💁♀️バス今日はもうないですよ…
疲れた身体にとどめのボディブロー。
無情な通告に最寄り駅まで歩くことに。
ま、クールダウンにちょうど良かろう(前向き)
アテンドミスもありトータルでは77kmほど走ったこととなったがゾロ目で縁起がいいじゃん(超前向き)
無人駅でどうするんだ?とあたふたしてたら、地元の人に「列車乗ったことないの!?」と言われたり(ええ、Suica使えないところあまり乗ったことないんで、、、)どうやってお金払うん?と車掌さんに聞いたら、降りるときにお金入れるバスみたいなシステムだったり、地域の文化に触れながら今治へ。今治から福山まで高速バス、福山から新幹線で帰路についた。
しまなみ海道を走り抜けて
まずは、参加してくれたメンバー、道中お世話になった方々に感謝したい。おかげさまで無事に終えることができました。ありがとうございました。
今回、しまなみ海道2Day 70kmというイベントを企画した。結果として、楽しい2日間となったがまだまだ楽しめるポテンシャルをしまなみ海道から感じ取った。
旅行代理店ではないのでできることに限りはあるが、もう少しゆっくり楽しめる方法はないかな?と模索したくなった。ランニングという移動手段ではどうしてもサイクリングよりも時間を要するので制約も多くなる。
全部を走るのもいいけど、滞在して島1周とか違うコースを試みるのもいいかもしれない。そんな想像が頭を巡っているということは、しまなみ海道の魅力に惹かれているのかな?時間ができたら第2弾考えてみたい。
コメント
おはようございます、PC何故かコメント欄開かなくて携帯でやったら開けました❓
シマナミイベント良いですね〜楽しそうだ♬
私はロードバイクも乗るんでいつか行って見たい場所、走る➡️のも良いなぁ〜♬
takaさん
なんかすみません
アプリのエラーが出てるんだと思うので、対策しておきます!
この2日間は悪天候予報だったのでサイクリストも少なかったです。満席だったホテルも空いてましたし…
しまなみ楽しいのまたやりたいです♪