先人の誰かが提唱しているわけではなく、私の11年にわたる指導歴から勝手に生み出した理論である。まさにぴょん吉をイメージするといい!?
その場で足踏みできるのは何故?
普通の足踏み動画探してたら、トレーニング兼ねた動画あったのでシェア
「足踏みしてください!」と言われて四苦八苦しながらする人もそういないだろう。普通にできると思うのだが、その場で前や後ろに動かずにできると思う。これは、前後の重心バランスが50:50にキープされているからだ。
足踏みした状態で、重心を意識的に前に傾けていくとどこかで足が前に出て歩き始める。逆に、重心を後ろに傾けていくと後ろに後退し始める。つまり、前進するときには無意識に重心バランスを前に持ってきているわけだが、そのバランスが走る上では非常に大事だと感じている。
100%水平な場所にボールを置いても動かないが、傾斜が1度でも発生すると理論上ボールは転がり始める。人間の場合も同様であり、前後バランスが60:40とか極端な必要はなく、51:49になった時に前進し始める。そして、この51:49が走る上でも歩く上でも黄金比率であると感じている。
また、足踏みにはカラダの中心軸矯正効果や無意識につま先着地になるなど人間本来の動きに回帰させてくれる効果もありとても重要な動きなので、その辺りはまた別記事で書き記そう。
51:49を体感するには?
その場で、足踏みもしくは駆け足をした状態から少しずつ重心を前に傾け、自然に動き出した時の状態をキープしてその感覚を憶える。日々のレッスンでも定期的に行なっているが、キレイにできている人はそう多くない。頭から前に動かそうとしたり、極端な前傾になっているケースもしばしば…。
理論上では、51:49をキープし続けることができればずっと走り続けられるし、歩き続けられる。実際はそう簡単ではないのだが、その感覚をカラダにインプットできると格段にラクになるはずだ。
逆に、重心が後ろに50以上行ってしまうと察しの通り大変なことになる。疲労であったり、脚の痛みであったり、予期しないカラダの悲鳴が加わると姿勢は簡単に崩れる。どこかを庇おうとすれば、どこかに負担がくるし、顎が上がったり、腰が落ちたり、姿勢を崩す条件が優位となるのだ。
そうなると、キツいカラダ+キツいフォームで動き続けるという負のループが形成される。頑張って前に進みたいのに、後ろから誰かが引っ張っている状態だ。
そこで、51:49の伝え方をいろいろ考えていたが、胸にぴょん吉がいると思って上半身から…と咄嗟に口にしたことからぴょん吉メソッドが誕生した。
ぴょん吉走りとは?
私は、リアルに「ど根性ガエル」を観ていた世代で、今でもオープンニング曲は歌える(笑)しかしながら、30代くらいの生徒さんはリアルタイムで知らない…ということだったので紹介。
主人公ひろしが石につまづき転んで、逃げ遅れたカエルを潰してしまった、、、と思いきや、Tシャツの中に貼り付いたまま平面ガエルとして生きていた。という始まりは今更知ったが面白いアニメで好きだった。
寿司屋の梅さんが握るマグロが美味しそうだな…と子供ながらに思っていた。ついでにネットで見ていて、ゴリライモって強烈な名前だなと調べてみると,本名が
五利良イモ太郎
と知った。ひさしぶりの笑撃(笑)
話が脱線してしまったが、要するに胸元にぴょん吉がいて、常にカラダを前に引っ張ってくれるイメージで走ると、重心が上半身軸で前にキープしやすいし、胸が張れる(背筋も伸びる)し、上下の重心も上方向にキープしやすい感覚が掴みやすくなる。この辺りは、個人差があると思うが、今はぴょん吉走りを日々啓蒙している。
マラソン大会などで、沿道から「ぴょん吉〜!!」とか叫んで応援している人がいたら、私である確率が高いのでお気軽にお声がけください(笑)
シンメトリカル+51
日々、このブログで啓蒙しているように、ラクに走るには効率良くカラダを動かせるフォームが大事。踵着地がNGなのも、腕振りをしないのも、理想的なカラダの使い方、効率良いフォーム習得のためのメソッドである。
部位別の詳細は他の記事を参照していただきたいが、ここでは重心にフォーカスして私見を書いた。理想的な重心バランスとして、シンメトリカル(スバリストらしく左右対称)+51(前方向)なのだと思う。その絶妙なバランス配分がなかなかキープできない訳だが、マスターすれば格段に走りが変わる。つまり、ラクに走れるようになる。
言葉で伝えるのは限界があるが、ぴょん吉意識して走ると何か変わるかも!?
コメント
とのさまカエル、アマガエル・・・・♪
どっこい生きてるシャツの中~~~~♪もろ世代です!(笑)
先週の小郡ハーフの前に読んでおきたかったなぁ~すごく分かりやすく
勉強に成ります☺
takaさん
ドンピシャ世代ですねw
小郡ハーフお疲れさまでした。たくさんレース出ていてアクティブなところ見習いたいです!
ぴょん吉走り、次のウルトラの時に意識してみてください。
了解です!