3回目の参戦となる「いぶすき菜の花マラソン」だが、初の30kmリタイア。仮装ランの楽しさを優先した結果であり、納得&楽しい30kmとなった。
前夜祭は見事完走!?
大会前日は仕事の関係で夜に鹿児島入り。毎度のことながら、鹿児島市内に宿泊し翌朝指宿に移動するスタイルだ。
教室メンバーやホノルルメンバー、鹿児島のラン友さんなどいろんな方々と過ごしたかったものの、時間が合わず。必ず行こうと決めていたみそラーメンで有名な「三養軒」で有志と待ち合わせ。
それまでにまず一杯。鹿児島に向かう途中、ネットで調べて行きたかったお店がことごとく入れず、天文館をぐるりとパトロール開始。
激安な飲み放題を見つけて入店。2時間飲み放題、プレモルついて980円は凄い!ビールあまり飲まれると困るのか?掲載スペースが目立たない小ささ(笑)
気楽な1人飲みをスタート!料理も適当につまみながら、ビール2杯とハイボール3〜4杯飲んだのかな?そろそろ合流時間ということで、三養軒へ移動。
ホント好き、このみそラーメン
鹿児島に到着したてのメンバー+他で一次会やってたメンバーと合流し、美味しいみそラーメンと再会。前回、教えてもらって2年ぶりかな?コレ最高に美味しい。
で、帰ればいいのに先ほどパトロール中にもう1軒気になるお店があった。鹿児島に住んでた頃、飲み会の締めによく行ってた「山椒」だ。
貝汁とわっぱ飯が有名で、滅多に来れないからと無理くりな理由を発動して入店。ここも懐かしい味で大満足。30年くらい前に来てたので聞いてみると、今年で55年目になるとのこと。
食べ過ぎ上等(笑)
飲み食いだけは、想定を超える見事な目標クリアぶり!明日へ繋がると信じて幸せな時間だったわけだ(笑)
いざ、指宿へ!
マラソン後の帰りに見た桜島。雪化粧なかなかレア?
飲みすぎて脱水酷くなかなか熟睡できぬまま、2時間程度の睡眠でアラームが鳴り起床。5:30くらいにホテルをチェックアウトし、鹿児島中央駅まで歩いて移動。
6時前のJRが大渋滞して一旦乗ったものの、座れないのもしんどいな、、、ということで下車し、次の列車に並ぶ。臨時列車が出るものの、各駅停車だし、指宿駅でICカード使えないから切符買うのに列ができてるし、バスだと早く着きすぎるし、この辺りのインフラ整備不足は仕方ないけど、次回から前日は指宿に泊まり、後泊で天文館パターンがいいなと思った次第だ。
指宿駅、Suica使えないけど、クレジットカードのタッチ決済には対応しているという、、、(笑)
いぶすき菜の花マラソンスタート
福岡からやってきたメンバーと
数日前から気になっていたのが天気だ。雨予報だったが、幸い会場に着いた頃には止んでいた。殿様の仮装はかなりの軽装であり、上からポンチョ被ったり手袋したり防寒対策は皆無。おまけに、サンダルランで裸足を晒しているので、スタート前に雨が降っていたらDNSすることを決めていた。
そう、私は
仮装ランナー。
完走やタイムよりも仮装のクオリティにこだわっている。中途半端な姿を晒すくらいなら走らない方がマシだと思っている。もはや、ランナーよりパフォーマーに近づいているメンタリティに我ながらビビる。
実は、前夜も翌日は雨だから走らなくていいと思っており、豪快に飲み食いしていたわけでもあるのだが、いざ現地へ行くと雨が上がっている…
走らなやん…
ということで、コスチュームに着替えて出走準備。JR1本遅らせたことで、時間もギリギリにスタートの列に並ぶ。やるからにはとことん楽しもう!と気合十分。
周りのゼッケンとなんか違う…?
ゲートインが遅れたことで、恒例の仮装ランナーグループを見つけることはできず残念だがなと思っているといきなり号砲!
さぁ、今年はどんな楽しいこと、出会いが待ってるかなと期待に心弾ませつつジリジリ進む。ところが、途中でジリジリがピタリと止まる。
ん?
経験したことないほど
止まってるぞ
一緒に並んでいた教室メンバーが
「ここファンランの列!!」
(´⊙ω⊙`) である。
例年よりもスタートに並ぶのが遅かったことで、ファンラン列の後ろについてしまってたようだ💦
沿道にいたスタッフに、出れます!?と聞くとボランティアさんも『!?』な感じで的を得ない。
きちんと仕事してる人のことを”的を得ない”なんて言ってる立場じゃない訳だが、少しずつ前に進みながら、うまく脱出してスタートすることができた。
ま、随分と遅れてほぼ最後尾スタートだが、それでも懐かしい仮装ランナーを始め、チラホラとランナーがいるあたり、いぶすきの緩さを感じてちょいと安心。
毎度の煉獄さん!
兎にも角にも、波瀾万丈な感じでスタートを切った。スタート地点で瀬古さんと絡むつもりだったけどそれどころじゃなくて残念だった。
いぶすき×殿様は鉄板!?
スッパマン?
口の悪いウォーリーがいた(笑)
スタートしてしばらく、近くにいた仮装ランナーさんたちとお話ししながら進む。そろそろ、いぶすき菜の花マラソンも仮装ランナーの聖地的なポジションを醸成してみてもいいのではないかと思っている。そうすると、もっと仮装ランナーが全国から集まるはず。個人的な意見だが,,,
前は五条悟だった薩摩隼人
とりあえず、遅れたもののスタートできてひと安心。
5kgの甲冑を着て走る猛者も久しぶり
さぁ、楽しむぞ!
と気合を入れ直し、少しずつ沿道の方とも交流しながら走る。鹿児島でも珍しいくらいの寒さにも関わらず、スタート後しばらくは沿道に多くの方々がいて声援をくれる。
やっぱり楽しいいぶすき路。昨夜の暴飲暴食+寝不足のせいか脚が重たいがどうにかなるやろ?とお気楽モード。
意外にも?順調な走り
教室メンバーみんな完走!
いぶすきのコースは前半が結構しんどい。過去2回走ってるが、こんなに坂多かった?っていうくらいのアップダウンコースだ。市民マラソンでこんなアップダウンある大会もそう多くないだろう。
ルイージ入ってなかった、ごめん、、、
テーマ???(笑)
キョンシーもぴょんぴょん跳ねず普通に走ってたw
周りのランナーさんからも、殿スタイルやサンダルランに声をかけられまくり、会話してると気が紛れてラクに走れるのでありがたい。感謝、感謝だ。
中でも結構多く言われるのが、
「サンダルで走れるんですか?」
「足痛くないんですか?」
「大丈夫ですよ〜」と着地のこととか説明しながら答えていたが、段々めんどくさくなり、、、
「わしの時代にはランシューなるものはないのじゃ!」
と言ったところ周囲に大ウケ。
以降は、このフレーズで通すこととなる。
殿!豚汁でござる。とか言って出してくれる方も(笑)
私設エイドも前回よりも随分と復活していて、沿道の皆さん、ランナーの皆さん、エイドの皆さんなどと楽しく交流しながら気付くと結構走れている。
登り坂も少し走ったりしていて、いつもよりも快調。初サブ4達成した時も、前夜祭盛り上がりすぎて二日酔い+超脱水でスタート。やはり、スタート時のコンディションが悪い時は、よく走れるという私のジンクス健在だった。
本降りの雨には勝てず
豆になってたとは知らなかった教室メンバーw
そんなこんなで結構快調に走る殿様+ビーサンは目立っていた。追い越した際に、
「ウソ!サンダル、、、」
「すごっ!!」
などの声を聞くのが快感になってきた。
相変わらず、小雨〜晴れ〜くもり(くもりが1番寒い)を繰り返しており、何度目かの晴れ間がでた際に、あっ!もう大丈夫だ!と思った。そのくらい晴れ上がったのだ。
これでもっと楽しめると思い、鉄工所エイドで足湯やカツオの腹皮をのんびり堪能。
絶品!カツオの腹皮
サンダルだとこんな時便利
これほんと最高!ありがとうございます。
今回1番のお気に入り写真。
「殿!お守りします!」と言われたが置いていかれるw
神社から出てくる姿がハマってたのか?妙にウケた
いま見ると晴れ間に雨雲が襲い掛かってる…
しかし、、、
26km過ぎたあたりから、再び太陽が隠れて曇ってきた。まさかと思っていると、なんと本降りの雨。
ウソやろ…..
ポンチョ途中で捨てた人も多かったようだから大変だ。殿様の衣装も薄い生地がみるみる雨に打たれて身体に張り付く。
やばいっ!!と思い、背に腹は変えられずポンチョを着用したが、腕が出ていて首周りが空いてるポンチョでは役不足。たちまち全身を濡れタオルで巻かれたような状態となり、一気に体温が下がるのがわかった。雨と風も止みそうな気配はない。
30km地点のエイドで申告してリタイアすることにした。収容車を待つ間、何を血迷ったか?少し先の私設エイドまで走ってみたが、
「これ以上は危険」
ということを確認したに過ぎなかった。
トボトボ逆走して30km地点に戻り、ちょうどきていた医務の車に載せてもらい収容バスまで連行。
バスの中はもはや天国
少し戻ったところに待機していた収容バスに乗り込み、いただいたタオルで水分を拭いて風邪ひかないように小刻みに動いていた。バスも暖房ガンガンかけてくれたり、温かいお茶くれたりありがたかった。
私が乗った時には、2〜3人だったが皆駆け込むようにやってきてみるみる満車。桜島が雪化粧してる日に、雨風に打たれるのは相当にしんどいはずだ。
スタート会場へ連れて行っていただいた後、スタッフにお礼を言い、着替えと食事。温かいもの食べようと、うどんとおにぎりもらったが、うどんの出汁が少しぬるい。おにぎりは風邪引きそうなほど冷たい(笑)屋外テントで用意して置いてる間に冷えてしまうんだろうな。
兎にも角にも、早めの判断とスタッフの方々のサポートのおかげでなんとか体調は大丈夫そう。快調に走れていたこと、楽し過ぎたことから残念なリアイアとなったが、健康第一!
あと12km楽しみそびれた分は、来年に持ち越しとしよう。
いぶすき菜の花マラソンを振り返り
過去2回の参戦も相当楽しかった。


そして、今回は完走できなかったが、いぶすき菜の花マラソンはやはり最高の大会だと思う。沿道の皆さん、施設エイドの皆さん、ランナーの皆さん、関わる全てのスタッフが温かくもてなしてくれる。
今年も、久しぶりに会う仮装ランナーや5年前にお世話になった私設エイドの方などと再会があった。こんな出会いやご縁も大切にしながら、毎年参戦しようと改めて思った次第だ。
来年は今年の分までしっかり楽しみに戻ってくるので、いぶすきでお会いする皆さんよろしく!
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