本当に正しい姿勢は常識の外側にある!という確信のもと、今年は姿勢矯正に舵を切ったトレーニングを行なっている。100%間違ってはないという思いは日々強くなる。
現代人の姿勢がオカシイ理由
このブログでも度々使うワードだが、地球上の動物で”靴を履く”という文化を得たのは人類のみだ。犬や猫、その他の動物は靴は履かない。姿勢が変わってしまう由縁でもある。
靴を履くことでどんな路面でも安全に移動できるという恩恵と引き換えに、現代人は本来の歩き方や走り方を忘れてしまっている。さらには過保護教育もあり子供時代に裸足になる機会も失われつつつあり事態は深刻だ。
歩く・走るは人間の本質的な運動機能であり、この動作に狂いが生じることで様々な身体の異変が起きても全くおかしくないのである。良かれと思って運動しても、その挙動が狂っていればそれが原因であちこち傷んでるとしたら?
間違った常識のウソに気付き、人間本来の身体の動かし方を履修・矯正を始めた方から生涯自分の足で動き続けられるのではないか?そんな仮説を立て日々検証しているところだ。
歩き方を変えるのは難しい
皆さんは、歩くときに「最初は右、次は左」「つま先の向きはここ」「着地は?」なんて考えて動いたことがあるだろうか?ほとんどの方が無意識の中で動いているはずだ。
無意識にやっていることを変えるのが一番難しい。指導現場でも、歩き方や腕振りなど普段意識が及んでいない領域を変えるのが難しいことを日々感じている。しかしながら、間違った習慣を正さないと何も変わらないということもまた知っている。
ということで、敢えてそこにフォーカスして自分がやって変化を感じたことは教室の生徒さんにも”修正”を試みている。
その結果、
・痛かった膝が痛くなくなった
・病院:整骨院離れができた
・パフォーマンス上がった
など好転反応しか出てこない。
長期分析が必要ではあるが、この仮説はどうやら間違いなさそうだ。
意識ポイント① お腹
では、姿勢を正すためにどうすればいいのか?細かいメソッドはたくさんあるのだが、ここでは大きく3つに分けてみたい。
そのうち、まずひとつ目は”お腹”だ。
やり方は次の通り。
①ゆっくり息を吸いながらお腹をギューッと引っ込める
②お腹の状態をキープしたまま普通に呼吸する
③この状態で歩いてみる
おそらく、皆さん理想の腹になっているのではないだろうか?と思い
[ ナイス腹 ]
とネーミングしてみた。
初めの頃は呼吸が難しいかもしれないが、慣れてくるとお腹だけ引っ込めた状態で動けるようになると思う。
このメソッドには重心位置を引き上げる効果があり、自然と背筋が伸びてつま先側から着地する動作に近づいてくる。
①〜③をやっていると徐々に苦しくなるので、動きながらお腹の圧をフ〜ッと抜いてみよう。一気に身体や足が重たくなる感覚があるはずだ。そのくらい、重心位置によって身体の負担が変化するということだ。
継続は力なりというか継続しかない!
実際のレッスン現場でも、これだけやってその場で変化を体感される方が少なくない。ただし、今やったから身についたのか?というと、
No
である。
これまで生きてきた年数分くらい間違った歩き方をしていたのに、1日で変わるわけがなく日々の反復が肝要だ。しかし、脳は負担が少ない姿勢を憶える。
今は、負担が多い間違った姿勢が”ラク”なのだと勘違いしているに過ぎない。継続した姿勢矯正によって、ある瞬間に脳は「あ、こっちの姿勢の方がラクだ」と気付く時がくる。
その時こそ、習慣化ができた時でありそうなると意識しなくても自然に正しい姿勢がデフォルトになる。そこまでは反復あるのみ、継続あるのみ。
将来しっかりと自分の足で歩き続けたい方は今日からやってみよう。
*ちなみにあと2つポイントあり
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