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真夏のAKB53!博多唐津ウルトラジョグトリップ53km


今年の夏は暑さに段階がなく突然猛暑スタートな様相。例年に比べて一際暑い。そんな中、53kmナイトランにエントリーしてしまったのはドMの血が騒いだのだろうか?

あ、AKB53とはA(あんたたち)K(このくそ暑いのに)B(バカなんじゃない)53(53kmも走るなんて)の自分的キャッチフレーズの略語である(笑)

 

博多唐津ウルトラジョグトリップとは?

ジョグトリップは3年半ぶり6回目の参加。私にピッタリな!?ジョグトリップの参加資格は以下の通り。

ジョグトリップの参加資格2つ+1

  1. ゆっくり走れる方・しっかり歩ける方
    (キロ8〜13分を想定)
  2. 自分のことは自分でできる大人の方
  3. (外国人の方へ)
    安全確保のために、並走いただける日本人の方と一緒にご参加ください。当方、日本語しか話せません。

引用:ジョグトリップHPより

3.はともかく、1は自信がある(笑)2は自分ではそう思っている。この参加資格を見て集まるランナーは、マラソンに対しての価値観も似ている方が多い気がしていて、すぐに仲良くなれるのも魅力的なポイントだと思う。

ジョグトリップは、のんびりと楽しめるところと美味しいオアシス食、参加者の皆さんとの出会いが最高に楽しい大会だ。今回も壱岐ウルトラを走るメンバーの練習も兼ねて教室メンバーとともに参加。

 

スタート前の計画がことごとく、、、


お世話になった波葉の湯

 

土曜日は昼まで仕事。なるべく早めに博多入りして、温泉で仮眠しようと計画。夕方から寝るためにはアルコールも必要だ(必要なのか、、、w)

16:00くらいに博多駅着。まずは腹ごしらえだ。久しぶりに「ふきや」のお好み焼きが食べたいなと思いバスターミナルに移動。この時間だからサッと食べれるか?と思ったら大間違いで、順番待ち発生中。

想定外①
15分程度で着座できたが、なんだか40分くらいお好み焼きが出てこず(かなり遅くないか?)とりあえず急ぎ気味にお好み焼きとビールを堪能。乗ろうと予定していたバスに間に合わない。

結局、予定よりも1時間以上遅れて温泉到着。ベイサイドプレイスにある”波葉の湯”で2時間ほど過ごせる(ほんとは3時間予定)時間を確保。ここの休憩処はバリエーションも多く最高の一言。

みなと温泉 波葉の湯 – 天然温泉露天風呂 福岡市博多区 ベイサイドプレイス博多
福岡市博多区、ベイサイドプレイス博多の日帰り温泉・岩盤浴施設、波葉の湯。地下800mから汲み上げる天然温泉露天風呂、岩盤浴サウナ、貸切風呂、エステなど。時間無制限でゆっくりできます。

 

想定外②
ナイスな温泉で気分良く仮眠しようと、リクライニングコーナーで寝る準備。いい感じでウトウトしてきたら、、、

地響きのようないびき

である。

確かジョグトリップ |陶芸の里に参加した時も、ホテルの薄い壁から聞こえてくるジャイアンのリサイタル様いびきのおかげで寝れなかったのを思い出す。

調子上がってきた?陶芸の里めぐりジョグトリップ完走記
久しぶりのジョグトリップ。久しぶりのベチュラン。

 

いびきをかく人は自覚があるのかどうか定かではないが、横向きに寝るとかいびき対策グッズを使うとか公共の場所では気を遣ってほしいものだ。

結局、いびきで寝れず他の休憩処に移動することに。イライラしながらいびきの張本人を見てみると、

横向きに寝ていびきを奏でていた。

 

参りました、あなたの勝ち(笑)

結局、仮眠もできずレースウェアに着替えてスタート場所へ。なかなか思い通りに運ばないものだ。

 

真夏の荒業スタート


ウルトラなメンバーたち

 

22時くらいに会場へ到着。120名という結構多くの方が、過酷と思われる真夏の夜通しナイトランにエントリーしており、今年の猛暑は人間の判断力を鈍らせているのか?(笑)兎にも角にも、スタート前から賑やかな雰囲気だ。

久しぶりすぎて、マイコップ忘れたり必要ないもの持ってきたりとレース感覚が鈍っているのを自覚しつつ、これからの出会いにワクワク半分+熱帯夜予報に不安半分でスタートを待つ。

 


今回は背中からの排熱を考慮してウエストポーチスタイルで

 

このポーチかなり容量あり

コロナの頃は殆どなかったあみりんさんによる開会式のあと、いよいよスタート!

さぁ、どんなドラマや出会いが待っているのか?ゴールできるのか?

 

高温多湿のジメ暑コンディション


屋台で飲んでる人たちを尻目に…

スタート後、しばらくは博多の街を通り抜ける。時間的にも屋台で飲んでる人たちで賑わっており、その中を走るという非日常体験は十分満喫できる。新鮮な刺激があるから走れる時間だ。

この時間ならでは街の夜景も楽しめた。

他の参加者の方とお話ししたり、まだ序盤で思ったよりは走れていた。しかしながら、やはり走っていると暑い。気温は30℃近く、湿度は80%後半くらいあったようだから無理もない。

熱帯夜予報当たり。

やはり暑さは体力・気力を容赦無く奪っていく。10kmいかないくらいから早くも歩きを交えて進む。時折、コンビニに入ると入った時は

「ここは天国?」

ってくらい最高に気持ちいいが、出てくるといかに高温多湿なジメ暑状態なのか思い知らされる。ずっと屋外にいると、身体の感覚も麻痺してくるのか?軽い熱中症なのか?涼しく感じたりする瞬間もあって思い返すと恐ろしい。

 

フォアフットウォーク30km練習へ


オアシス食の百枝プリン。これ大好き♪

 

同じ人に抜かれたり抜いたりを繰り返しつつRun&Walkで進んでいた23kmすぎ。教室メンバーと遭遇。あとは歩くとのことだったので、一緒にウォーキングすることに。

歩く!

と決めたので、30kmほどのウォーキングスタート。暑さ+刺激のないローカルエリア+眠気と三重苦の中、足を止めることなく歩き続けゴールを目指すこととなる。

マンサンダルや裸足ラン愛好家であり、米国EBFA公認Barefoot Training Specialistである私は、かかと着血を全否定している。裸足で歩いたり走ったりすると解るが、かかと着地は痛くてできない=人間本来の着地法でないということだ。

実際に、私の教室ではランニングシューズ履いてる方が少なく、サンダルランニングにより故障率軽減、パフォーマンスUP、膝痛解消など十分な効果が出ている。最近は、ウォーキングについての着地矯正・姿勢矯正にも取り組んでいる。

30kmものロングウォーキングでどんな結果が得られるのか?歩き方や姿勢を意識しながら歩いていた。平均的には、5km/hなので30km歩くには6時間は必要だ。

ゴール時間と照らし合わせると余裕はなくギリギリ。身体の疲れもあり、ワープ(公認ルールで認められている)することも考えたが、過去にワープ経験はなくできればワープなしのゴールをキメたい。

 


暑くていろいろやってたらアラブの人みたいになってた頃

 

また、ウォーキングに切り替えて気付いたこととして、持参した経口補水液の味が明らかに薄く感じた。

走っている時はスポドリのように濃く感じていたが、歩き出してからは明らかに薄く感じるようになった。運動強度が違うから脱水の程度も変わるということだろう。

 

ゴール手前でトラブル発生!

 

徐々に夜が明けてきた。暑さは緩まないままで、ここからは太陽という敵が現れる。少しでも早く距離を稼いでおきたい時間帯だ。

 


カントク!と声をかけてくれたtakaさん。豊後高田ふれあいマラソン以来でした!

 

本コースの難所ともいえる峠もクリア。何とかいけそうかな?と思った矢先、、、

突然の雨である。

予報にはなく100%晴れ予想だったので、レインウェアも携帯していない。一時的であったがこの中途半端な雨は余計なものだった。道中一緒に頑張ってきた仲間が、足裏にマメを発症し痛みでペースダウン。


サンダル(ビルケンシュトック ホノルル)で頑張ってます!

 


私はマンサンダル。夜間で路面コンディションわかりづらいかと8327ソール

そう、マメの発生には皮膚の蒸れや摩擦が必須。雨のおかげでその条件が揃ってしまったのだと思われる。虹の松原に入る頃には、症状がひどくなってきたとのことでゆっくり進む。

しかし、この虹の松原。車で松並木を通り抜けるには気持ちいいスポットだが、中を歩くにはその4.5kmという距離、代わり映えしない景色、正直退屈なスポットでしかなかった(笑)

ゴール制限時間には待ち合いそうになく、ゴール後、温泉に入る予定だった唐津シーサイドホテルへ直行することにした。既にゴールしている仲間がその件を伝えてくれ、荷物を持ってきてくれるということでありがたい限りだ。感謝、感謝。

 


視界にとらえるも1歩及ばず辿り着かなかった唐津城

 

何とか頑張ってホテルに近づいたら2度目の意味不明な大雨。何やねん!ずぶ濡れになりながらホテルへゴール。ずぶ濡れの小汚いランナーを暖かく迎え入れてくたホテルクルーの方に感動。

ホテルがゴールから1.3kmくらいということなので、約52kmくらいで終了!

 

真夏の修行で得られたものとは


ノンアル梅ゼリー|これも大好きなオアシス食

とにかく、汗と雨とで汚い身体を一刻も早く洗いたい。夜中から何度となく風呂入りたい、海入りたいと言っていたくらいだ。唐津シーサイドホテルの温泉は最高に気持ちよかった。

 

【公式サイト】唐津シーサイドホテル 佐賀・唐津のホテル
唐津シーサイドホテルは佐賀県唐津のリゾートホテル。唐津湾が目の前に広がり、日本三大松原「虹の松原」に隣接。佐賀牛が楽しめるレストランや温泉、スパ、屋外プールなどを楽しめます。

 

湯上がりには、ミネラルウォーターとアイスクリームのサービス付きだ。1,700円の入浴料は高いなと思ったもののサービスからすると満足いくものだった。

一晩中熱帯夜を彷徨い、ようやく涼しい場所でゆっくりとできた。普段なら日常的なこともありがたく価値ある時間に思えた。

そして何よりも、マンサンダルでこれだけのRun&Walkをしても身体には問題なかったことに安堵した。練習量が落ちているので不安が付き纏っていたが、鹿児島マラソン然りこのくらいの距離であればまだまだ大丈夫のようである。課題はやはりコロナ以降完走できていない100kmのリトライだ。

 


翌朝の状態。起きたら結構痛かったので湿布。動き出したら割と大丈夫だった

 

フォアフットウォーキングの効果も十分にあったようで、足裏の軽い疲労感とふくらはぎの筋肉痛が強めに残っている。膝も太腿も全く何ともなく、かかと着地しなかった証だと思える。

ゴールできなかったものの今回の収穫としては、

①波葉の湯は最高
②ジョグトリップは楽しい
③コンビニは神スポット
④ワープしたい衝動を抑えられたこと
⑤ウォーキングの仮説と検証がしっかりできたこと

だろうか。

 

博多駅までの移動中、、、


帰りの車内で飲む!

 


飲む!!

 


落ちる!!

 

徹夜の52kmは相当に堪えたようで何度も寝落ちしながら北九州へ帰路に着く。何はともあれ、きつい1日であったが無事に終えられたことに感謝。

 


ドリップコーヒーも美味しかった

 

いびきの人除き(笑)関わった全ての皆さん、ありがとうございました。

コメント

  1. こんにちは、takaです、暑かったですね~!
    徹夜のあの暑さの中10時間の運動は老体にはこたえますね~(笑)
    私しも連れの熱中症とか有り時間内にはたどり着けませんでしたが、何とかゴール
    だけは出来ました、マラソンも完走したことない私には上出来です
    徹夜自体何十年ぶりかの経験でそれは楽しかったんですが、帰りの高速で
    何度か死にそうになり危険を感じPで仮眠しましたわ
    遠征でロング走はやり方考えないと危険ですね、お疲れさまでした!
    又どこかでお会いしましょう♪

    • takaさん

      コメントありがとうございます。
      ホントお疲れ様でした。ゴールさすがです!
      熱帯夜のナイトラン53kmいけたのでマラソンなんて余裕でいけますよ♪
      またお会いできる日を楽しみにしております。

      あ、ウルトラは公共交通機関で行きましょう(笑)

      • ですかね~?
        私11月の福岡に当選して、お金も振り込みましたが、今回のJOGトリで自信を喪失! 出走止めようかなぁ~って思ってます(^^;
        本当時間のない遠征は公共の交通機関利用が安全ですね

        • takaさん

          私は福岡マラソン当選しましたが、当日関西で仕事が入り参加できません。かわいそうな私のためにも是非走ってください(笑)
          53km真夏に歩ければ完走できます。過去に私の生徒さんで20kmくらいしか走らなかった方も余裕で完走しましたので、7時間という制限時間はかなり余裕ありますよ!

          • 了解しました、さすがにまだワラーチでは無理だとは思いますが、
            監督さんの分も頑張ってみます(笑)