私には1分1秒でも速く!というアスリート系ランナーの思想はなく、いかに楽しく走るかを常に考えている。楽しく走るためにも必要な心構えがあると感じている。参考になる人にはなると思う(笑)
マラソンは楽しくてナンボ派
仮装ランにしろ、応援にしろ、楽しむこと第一!そして、ランナー、沿道の方々などにも楽しんでもらうことが同じくらいに大事だ。
せっかく、時間とお金を使って走るのだから、キツい思い出だけではその対価としては悲しすぎるではないか?しっかり楽しまなきゃというポリシーを持っている。
ウルトラマラソンになると、そんな余裕を持てないのでガチでチャレンジャーしてるが、フルマラソン以下は基本的にそのスタンスで仮装に明け暮れているし、特に先日のいぶすき菜の花マラソンはホントに楽しかった。

しかし、マラソンを楽しむためにも必要な心構えは存在すると思うので、自論を展開してみる。
1. マラソンは追込みも一夜漬けも効かない
練習ができていない…..
走らないと不安で…..
なんて理由で、レース直前まで走り込むランナーがいる。私の主催する教室でも、ジタバタしても上積みないですよ〜と結構伝えてはいるものの、焦りや不安から走り込んでる人が存在する。
結果どうなるか?
本番の結果はうまくいったりそうでなかったりするが、共通しているのは大会前になって
ヒザ痛い…..
脚痛い…..
である。
直前に走り込んだところで、なんの上積みもないばかりか?オーバーユースによる故障を抱えてしまうリスクの方が大きい印象を受けているし、実際そういう光景をこれまで現場で見てきた。
もっと言えば、計画された練習プログラムにより本番1ヶ月前〜2週間前には大体結果は決まっているような気さえする。
直前の過度な練習はNGである。
2. 目標クリアのためのマイルストーンを考える
感覚的には1年前、最低でも6ヶ月前から練習の計画を立てて、いつまでにどんな練習をどのくらいやるのか?これを明確にしたマイルストーンの準備が必要だと考えている。
経験豊富なランナーは自分なりの調整がわかっていて実践できたりするが、初マラソンなど経験値がない場合は、具体的な練習内容や強度の目安となる練習計画が必要なのだ。
特に後者の場合、ザックリしたもので言うと
秋冬に開催されるマラソン大会に向けて、春先から基礎動作やフォーム修正などを行いながら暑い夏含め9〜10月までにしっかり走り込んでスタミナを醸成する必要がある。
春〜秋でどれだけの練習をこなしたのか?が完走に大きく相関している気がする。あくまでも、自分の経験や生徒さんの動向をみてのものではあるが、本番前に走り込んでも大した上積みや効果がないという根拠でもある。
3. 本番直前は調整期として走らない?
本番1ヶ月前からは、春〜秋でしっかりつくりあげた走れる脚(スタミナ)があることがマストだ。その上で、4週間前の距離走や2週間前のペース走を行い、本番ベストな走りができるよう調整して仕上げていく。
この時期に、脚ができていないのに焦って走り込む人が多い💦
上記のポイント練習以外は、軽いジョグで繋ぎ疲労抜きとともに体調をベストに持っていく時期なのだ。私の教室では、1週間前からは不安になるくらい走らないくていい!と指導しているくらいだ。
練習の流れや調整方法は個人個人それぞれあると思うが、基本的に教室の中ではそのように共有しており、これまで結果的にはうまくいっている自負があるので間違いではないんだろうと思う。
この辺りの詳しい内容は以下の記事に↓

楽しく走るためには計画的な練習を!
他にも要員は多々あるが、概要だけでまとめてみるとこんな感じで用意周到に練習メニューをこなしていくことが、本番を楽しめるコツかなと感じている。
マラソンはメンタルスポーツであることも考慮すると、
これだけやってきたんだから大丈夫!
と思えるための根拠が、自分に合わせて練り込まれたマイルストーンの実践にあるのかもしれない。
何れにしても、マラソンを楽しくラクに完走するためには付け焼き刃的なことをやってもうまくいく確率は低く、計画的に進める必要性は高いものと考える。
適当にやって運を天に任せるのはなく、HONDAのキャッチコピーを拝借すると
どうなるかじゃない、
どうするかだ。
てことかな?
コメント