2020年春のマラソン大会は、ほぼ中止となっているようで過去に例をみない状況だ。
事務局を始め、関係各所も苦渋の決断であっただろうことは、小さいながらもイベントを興している立場としてよく理解できる。
今回、新型コロナウイルスが原因で中止した大会のほとんどが、参加料を返金しないという対応だった。
大会当日を迎えるまでに大半の準備にお金を要していることもわかるので特に異論はない。しかしながら、エントリー開始のタイミングから、やや便乗気味にそれに乗っかっている大会もあるような気がしている。
事情が事情だから仕方ない…..
と納得しているところ中にも、神対応とも思える大会がある。
知っている限りではあるが、
まずは、福岡県田川郡大塔町で開催されている
こちらも返金はしないが記念品等を後日送付とある。記念品と言えば、タオルとかかな?と思いがちだと感じるが実際に参加予定者に届いたものがこちらだ。
すごい…..
参加費 3,000円 中学生以下においては無料の大会の記念品にしては内容が充実しているし、発送も重量を考慮すると赤字なのではないかとさえ感じる。
でも、参加者からすると嬉しいものだ。
次に、自分自身が受け取ったものとして、佐賀県で開催されている
こちらも、参加料返金は規約によりしませんが、参加賞Tシャツなどの送付をしますと書いてある。
で、実際に届いたものがこれだ。
中身はというと
素晴らしい!
マラソン歴の長い方ならわかる”あるある”だと思うが、大会の参加賞Tシャツはもう要らないというランナーも多いのだ。
私も昨年、未使用・不要な参加賞Tシャツ70枚弱とタオル数枚を自身の教室で集め、北九州市のボライティア施設へ寄付したばかりだ。
クオカード5,000円分も事実上の返金だし、有田焼のメダル、タオル、リストバンド。
他にも、一部や半額返金、全額返金という大会も存在していることも聞いている。全額返金なんて現金書留の費用分だけマイナスだろうに…..
規約だから返金も何も一切しません!一辺倒の大会が多い中で、その心意気やエントリーしているランナーに対してのホスピタリティは雲泥の差である。
返金しないと言ってる大会の中には、当日レースの開催がなければかからない費用も確実にあるはずなわけで、、、きっと。
こういう神対応をしてくれる大会には、来年も絶対エントリーしようと思うのは私だけではないだろう。
東京マラソンがエントリーフィーを上げれば、他の大会も追随して意味もなく高くなる。理由は、警備の拡充とする大会が多い。
それホント?
そんなの誰が身をもってわかるんだろう?
利益追求の値上げが続く中で、大会の参加者に対するホスピタリティというものがますます意味を持ち、大会に参加するランナー人口が減り始めている中で、マラソン大会も選ばれる立場になりつつあることを自覚してもらいたいなと個人的には思っている。
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