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一流の頭脳|これは走らなきゃ損!と思える良書だ Part1


確固たるモチベーションはどこにある?

 

走ることを生業の一つとしていながら練習したりしなかったりな私である。

ある時は、120日間何かに取り憑かれたかのように毎日走り…..


最後に四万十川ウルトラマラソン100km完走で終了!

 

1000km走った後は、抜け殻のように走らなくなり…..

やることが極端すぎる自分がどうしたものかと感じる日々を送っていたが、コンスタントなジョギングをすべきだと思える本に出会えた。

 

 

一流の頭脳はランニングで造られる?

 

実はこの本「一流の頭脳」は、サブ3ランナーでもある大学教授に勧められて購入したものだ。

Amazonの購入履歴を見るとちょうど1年くらい前に購入したことがわかる💦すぐに読み始めたものの、1章程度で集中力がなかったのか?何やら難しいなと感じて1年近く放置プレイ状態…

アルバムや書籍の整理をしていたところ、「あ…これ読んでないな💦」と手にとって今日から読み始めた。

両手で拳を作り向かい合わせたのが自分の脳の大きさであるという始まりから、精神科医らしくEBM(科学的根拠)に基づいた説明とともに、一貫して運動ほど脳のアップグレードやその機能に影響を及ぼすものはない!という論調で書かれている。

1年前と何が違ったのか?最初から読むにつれ「めちゃくちゃおもろいやん!!」と。。。

半分程度しか読み進めてないが備忘録として気づいたことを書き記しておこう。

 

ランニングとGABAの関係

 

歴史に名を残すような芸術家や音楽家、あるいはアスリートなどにおいても一芸に秀でている著名人はその幼少期からそれを始めている人が多い。

子供は脳が柔軟でありいろんな技術や知識を身に着ける能力が高い。8歳が小脳の発達臨界期なので、それまでにより多くの所作や経験、様々な世界を見せるといいというのも納得できる。

GABAというアミノ酸は、脳内活動の抑制系に働き変化を起こさせないようにするブレーキの役割を担っているとのこと。

8歳過ぎると、GABAが発達してきて脳の柔軟性が弱まり変化しにくくなるということか!?

EBMは本に書いてあるので、ごく簡単にまとめるとランニングなどの運動を行うことでGABAの活性が弱まり、脳が柔軟になり再編成(変化)しやすくなる。

要するに、運動(特にランニング)を習慣にすると子供の脳に近づいていくとも言えるので、いろんな価値観や感受性も凝り固まらず衰えにくく、若くいられるのではないだろうか?

 

ランニングとコルチゾールの関係


今年の1月に100名ほどの聴衆の前でプレゼンしたが緊張ゼロ。走ってるおかげなのか?

 

緊張するとドキドキする。誰もが経験することだろう。

これには、コルチゾールというホルモンが深く関与しており、ストレス反応・運動時の正常な反応の両局面で作用している。

緊張すると脳はその状態を警戒態勢(戦闘態勢)と捉えるらしい。

その結果、血中のコルチゾール濃度が上昇➡︎生体の危機と認識➡︎命を守るため筋肉に血液がたくさん必要➡︎動機が激しくなる➡︎心拍数増加(ドキドキ)という図式とのこと。

 

一方で、緊張していなくてもランニングや運動により肉体に負荷をかけることでも同様のストレス反応が起こる。

 

ランニングや運動には多くの酸素・血液が必要➡︎血中コルチゾール濃度上昇➡︎心拍数増加

 

ストレスであれ、正常な反応であれ同じ反応が起こるということだ。

 

興味深く感じたのは、ランニングを習慣にすることで、走っている時のコルチゾール分泌量は徐々に少なくて済むようになり、走り終わった後のコルチゾールの減少量は逆に増えるらしい。(慣れ?)

ストレス・運動によって同じような反応が起こるのだが、ランニングなどの運動習慣があれば、運動以外のストレス時にもコルチゾール濃度が上がりにくくなってくるということ。

また、それらのストレス反応のブレーキ役(海馬)はコルチゾール分泌が多くなってくると萎縮するとの研究結果も報告されており、記憶力やストレス抑制に働く海馬を守る意味でも運動が有効だとしている。

同時に、ランニングによって心拍数が増加することで、必ずしも心拍数増加=ストレスなど危険なことだけではないということを脳が学習することで、緊張やストレスに強くなる効果も書かれている。

つまり、ストレスをゼロにすることはできないが、ランニングによってストレスに対する抵抗力を高めることができるのだ。

 

コルチゾールとダイエット

 

また、コルチゾールには身体の脂肪燃焼を妨げる効果があり、特に腹部に脂肪蓄積させるというのだ!食欲が増し高カロリーを好むようになるとも!!

 

お腹周りだけ太ってて
高カロリー好きな私そのもの…..

 

ということは、ランニングを継続することでダイエットにも繋がるということだろう。

走ったり走らなかったり、食事ダイエットで体重の増減が大きかったりする私の場合、継続こそがダイエット成功の秘訣なのか!?

ここの下りを読んだ時、程よくコンスタントに走ろう!という気になった(笑)

 

どのくらいの頻度・強度で走るといい?

 

昨今は、スマホ・パソコン、メディアなどから処理できないほどの情報が溢れかえっている。

本によると、情報量は比べ物にならないほど増えているが脳の機能自体は原始時代とそう変わっていないとのこと。

集中力を保てないのも無理はないと思えるが、ランニングには集中力を高める効果もあるという。

身体の負荷が高いほど、脳はドーパミンやノルアドレナリン(集中力アップに働く神経伝達物質)をたくさん放出するので、ウォーキングよりもランニングがいいとされている。

具体的には、心拍数は最大心拍数(220ー年齢)×70〜75%を目標にするのが好ましいようだ。また、走るなら朝がよく習慣化することが大事だとも。

一流の頭脳 勝手なまとめPart1

 

本書では、運動とりわけランニングが脳に及ぼす影響について書かれている。

よく言われる、「走ると気持ちいい!」とか「心身ともに健康になれる!」「ストレス吹っ飛ぶ!」という事象の根拠が科学的に説明されているのだ。

ランナーズハイやインターバルトレーニングなどにも触れており、読み進めるにつれて大変興味深い良書だと感じている。

特に、私のようにランニングなど運動指導者には、フィジカルやメソッドだけでなく脳つまりメンタルからのアプローチや理論により指導の幅が広がることに大きな期待を寄せている。

もう少し読み進んだらPart2のレビューをしよう。

 

◉走るモチベーションがキープできない方に特におすすめ!

 

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