ウルトラマラソンのレース中、ガスが溜まったかのようなカエル腹になる腹部膨満感に悩まされ続けている。パフォーマンス低下に直結するので10月の四万十川に向けてどうにかしなければ…。
ウルトラマラソンと身体の異変
過去のウルトラマラソンでは、様々な身体の異変を経験した。特に頻発するのは
・尿意があるのに尿が出ない
・腹部膨満感(ガスが溜まったかのようなカエル腹)
の2つだ。
レースでいうと、壱岐ウルトラマラソン100㎞(2回完走)の時はあまり異変が起きなかった。
他の大会と違うところと言えば、コースがキツ過ぎる(何処も同じかな?笑)エイドにアミノバリューがあること?
この謎についてはまた検討するとして、他の大会で最も多いのが腹部膨満感(感というよりも、おなかがパンパンになる)であり、かなり苦しくなって走れなくなることもある。
毎回、いろいろ策を講じるもののこれまでに有効な手がなく、今回はウルトラで毎回常用しているロキソニンに目を向けてみたところ、もしかしたらクスリが原因かもしれないと思い始めた。
ロキソニン(ロキソプロフェン)とは?
サラリーマンをしていた10年間はMR(製薬メーカーの営業マン)だったので、昔から名前は知っていた。
当時から大手メーカーだった三共と第一製薬が合併して、現在は第一三共という会社名だが、当時の三共がロキソニンやメバロチンといったメガヒット薬でウハウハ潤っていた光景を覚えている(笑)
消炎鎮痛剤の代名詞ともいえるロキソニンは、炎症を引き起こすプロスタグランジンの生合成を抑制することで優れた解熱鎮痛効果を発揮する。
私自身は、ウルトラマラソンで脚がだるくなってくる40~50kmと90㎞前後で服用することが多かった。もちろんドーピング対象薬ではない(笑)
市民ランナーならほとんど関係のない話ではあるが、漢方薬の葛根湯や鼻風邪に処方される小青竜湯にはドーピング対象となる麻黄が入っている。
話が脱線したが、要するに私は何の違和感も持たず、ウルトラマラソン中にロキソニンを服用していた。
もちろん、効果があるから飲んでいたのだが効果があるということは副作用もあるということなのだ。副作用もない薬は効果もないとよく言われている通りだ。
ロキソニンの副作用とは?
いくつかの領域にわたり副作用は報告されているが、自身と関係ありそうなものだけ取り上げてみると、胃部不快感、浮腫、食欲不振、腹部膨満、尿量減少…などがある。
・筋肉痛の軽減と引き換えに、これらの症状を受け取っているとしたら?
・ロキソニンは主に肝臓で代謝されて活性体となり効果を発揮する。ウルトラマラソン中は、消化器官への血流が低下していることもあり、平常時に比べて体内動態が変わることは?
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)であり消化器への副作用も強い
などと、元MRによるネット上の情報だけ拾った適当な解釈をしてみると、ロキソニンの副作用が強く出ている可能性も否定できないかもしれないと思うのである。
対策はどうすればいい?
いつもながら、大した根拠はないものの一定の仮説を立てることが出来た。これを検証するためには「脱ロキソニン」を試すしかない。
それで、腹部膨満感やカエル腹などの頻発症状が消失・軽減するのであればロキソニンによる副作用と判断していいだろう。
ただ、実際にロキソニン服用するのはレースの時くらいであり、ぶっつけ本番の検証となる。それまでに50~70kmくらいのロング走が出来ればいいがそんな予定はない(笑)
いま続けている走り込みや筋トレの効果を信じて、丸腰で挑みしかなさそうだ。
うまくいけば快適な100㎞が待っている♬
うまくいかなければ…?
一応持っとくかな?(笑)
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