毎回、頭を悩ましながら模索しているウルトラマラソンでの補給。改めてこれまでの経験を振り返りながら試行錯誤する日々です。前回の胃腸不具合の原因(四万十川ウルトラマラソン)のひとつになっているかもしれないので、今回は大幅に変えてみた。
マラソン中の補給について
個人的には、フルマラソンまでなら特別な補給はなくてもエイドで事足りると思っています。が、ウルトラマラソンになると身体の疲労度合いや栄養補給の必要性が非常に重要なファクターとなります。
基本的な考え方としては、
・エイドで食べれるものは食べる
・アミノ酸(BCAA)の継続摂取 … 筋肉のエネルギー源であり分解抑制
・疲労回復のためにクエン酸 … クエン酸回路によるエネルギー産生、疲労回復
・水分補給・電解質補給 … 身体のパフォーマンス維持
これらをどういうタイミングで摂るのか?ということは予定を立てて実行すればいいが、厄介なのは自分でコントロールできない当日の気温・湿度などの気象コンディションだ。
気温29度!?適量の給水を守れるか!?
過去の経験で言えば、しまなみ海道ウルトラ遠足(100km)が雨上がりの29℃、2回目の四万十川ウルトラマラソンが26℃という過酷な気温の中で走っている。
6月や10月をハイシーズンとしているウルトラマラソンでは、マラソンを走るのは危険と言われるレベルの気温になることも珍しくないのである。そんな中、どうしても我慢できなくなるのが給水だ。
熱中症予防・脱水予防・そして大量の汗により飲んでも飲んでも喉が渇く…これだけの条件が揃えば、つい飲みすぎてしまい、水分摂取・吸収のバランスが崩れてしまいがちである。
数年前にラン×スマで優ちゃんが初サロマ100kmの時も、最高29℃という暑さの中、給水量が増えて胃の中が水分だらけになり吸収・発汗もうまく行かず苦しんでいた姿がまさにそれだろう。
厳しい気象コンディションと過酷な負荷が加わることで生体恒常性に狂いが生じ、正常な代謝機能を果たせなくなっているものと考えられる。優ちゃんも涼しくなってきた時間帯に胃の中のものを吐き出した途端に別人のような走りに戻り無事ゴールしていた。
まさに私も同じような症状の経験があり、水分摂りすぎ、尿意があるのに出ない、食欲不振など体調不良のオンパレード状態であり苦しかった。しかし、今回の壱岐も予報では27℃くらいとなっており不安…。
今回の補給計画はシンプルに!
過去を振り返ってみて最も身体のコンディションの良かった時のパターンに戻してみた。天候などもあるので一概に補給の問題だけではないと思うところもあるが…。
前回は、特にクエン酸の補給が多すぎたこと(メダリストをメインにしていた)も胃腸トラブルの一因かもしれないという助言もあり、そうかもしれないと思った。
そこで、自分の中での基本に忠実に
・アミノバイタル 10km毎に1袋
・塩熱サプリ 10km毎に1Tab
・メダリスト 50km以降適宜
・VESPA HYPER 本気で辛くなった時
このパターンでいってみよう。
あとは、教室の生徒さんたちが用意してくれたこのお守りとネーム入りタオルで力を搾り出せるはず
いつもお気遣いありがとうございます!
仮説と検証 本番で実験
鏑木毅さんにいただいたサイン。苦しさを楽しむ境地へいけるか…!?
サプリのチョイス、当日の体調、当日の天候などが複雑に絡み合い、なかなか難しいものだが、自分が信じるものをやるしか手がないのも事実。
あと、なるべく給水量を少なくしないといけない。エイド間隔もまちまちで広めなので、ソフトフラスクに水分補充しながらなるべく少量ずつこまめに飲んでいこうと思う。
それが一番難しい気もするが…。あんまり暑くならないことを祈るのみ!
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