ビーサンで100㎞走れるのか?壱岐ウルトラマラソン2018 完走記


第1回の壱岐ウルトラマラソンをなんとか完走したものの、坂だらけできつかった記憶から二度と出ないと思っていたが、本命の四万十川ウルトラマラソンの落選により、2度目の参戦となった。今回はビーサンでのチャレンジだ。

壱岐ウルトラマラソンって?

 

日本遺産登録を記念して、2016年から開催されている大会であり、壱岐が持つ自然や文化、歴史に触れながら島を1周する100㎞コースだ。同時に100㎞コースの50㎞地点からスタートする50㎞コースもある。

特徴は、やはり島ということもありアップダウンが多いことだろう。決してラクなコースではないことは経験済みだ。


出典:http://iki-ultra.jp/course

 

高低図では、比較的大きなアップダウンが表示されるが、縮尺の関係上?表示に出てこない小さなアップダウンもあるのだと思う。

90㎞手前からの激坂も実際にその目で見るとものすごい傾斜であり度肝を抜かれることや、繰り返し現れる坂にメンタルもやられがちなコースだ。

目標は”ビーサンで100㎞完走!”


ベチュラエナジー どこまで通用するか?

私の走力では、このアップダウンコースでタイムは狙えない。今年5月の橘湾岸スーパーマラニックから始めているビーサンで100㎞完走することが今回のミッションである。

前回のレースでは、ベチュラエナジーを履き始めて3週間程度で挑んでしまったため、中足部の腫れがひどくコースアウトの大誤算もあり93㎞ほどでリタイアした。

その後、同じ失敗をしないようベチュラエナジーでのランニングを継続して、ビーサンで走ることに対応しうる脚と足をしっかり作りあげてきたつもりだ。

オーバー100㎞のレースを経験してきて100㎞という距離の完走についてはトラブルなければ自信がある。

が、今回は繁忙による疲労蓄積や体調不良、足のケガなどが重なり、ややその自信も陰っている満身創痍な状況でのスタートとなった。

*ベチュラエナジーについての詳細はこちら

ビーサンチャレンジ スタート~20㎞


ビーサンのランナーはいない、見渡す限りは(笑)

実は、ここ数日は不眠症気味であり、この日までの3日間でトータル6~7時間しか寝れておらず最悪のコンディションだ。

ホテルから徒歩10分程度のスタート地点まで歩いていく脚が重い、重い…。緊張はしないタイプだがさすがに不安になってきて、こりゃ今日はきついぞ~( ;∀;)と思いながらスタート会場へ向かう。

 

数名の知り合いのランナーさんに会い、いろいろとお話ししたりしてモチベーションを高めていく。今日はカラダのコンディションは厳しそう、メンタル勝負だと気合を入れていく。

そんなこんなでスタートの時間を迎え、いよいよスタート。こんな早朝からそんな大声で近所は大丈夫なん?と思うほど、元気のいいお姉さんのアナウンスとともに、ビーサンで100㎞チャレンジが始まった。

 

 

最初から、結構激しいアップダウンの連続だ。ここは、自分の今日の調子を確認する意味でペースなどを意識せず自然に任せて走ることにしていた。


18.6km 猿岩にて。 この角度から見ないと猿に見えなかった

結果、この20㎞は2:12:29 6:36/kmで走り抜けた。キロ7:00分~7:20くらいのペースを想定していたのでちょっと速い…。

しかも、この20㎞は上り坂もほとんど走破できた。きついのになんでだろ?スタート時に脚が重いくらいがちょうどいいと聞くことがあるが、思いのほか走れているのはそれなのかな?と思いつつ走り続ける。

ビーサンチャレンジ 20㎞~40㎞


当日はあまり暑くなく風が気持ちよく吹き抜ける絶好の気象コンディション

想定外の快調なペースに、このまま持つわけがないな…(;’∀’)と思いつつ行けるところまで行ってまえ~!と気合で走る。最初に決めた通り、今日はメンタルで勝負なのだ。

メンタルと言えば、コース上で力をくれたものとして、地元の小学生が書いてくれた残り距離表示付きの幟がある。残り89㎞から登場して1㎞ごとに設置されていた。ナイスアイデアだと思う。


残りが確実に減っていく安心感と様々なメッセージに勇気づけられた。

 

30㎞を3:20で通過し、想定からは相変わらずのハイペースだが貯金しとこうと思いながら快調に走る。ただ、30㎞の時点でここ最近蓄積していた疲労の影響だろうか?

脚がズンと重くなってきて、いつものウルトラよりもその疲労の出現の速さが気にかかってきた区間でもある。

この20㎞は、早くも歩き混じりとなり 2:25:57 7:16/kmくらいのペースに落ち着いた。

ビーサンチャレンジ 40㎞~60㎞


50㎞のエイドステーションで壱岐牛カレー。今回は少しにしてもらったがたくさん食べたい美味しさ

フルマラソンの距離を4:55で通過後、ちょうど中間となる50㎞エイドに5:58:59で到着。預けていた荷物を受け取るものの、サプリなどの補充なども必要なくタオルで顔を拭いただけで済んだ。というのも、この大会ではエイドにアミノバリューがあるのが有難い。

水以外は、ポカリ、炭酸飲料マッチ、そしてアミノバリューと見事に大塚製薬のラインアップで揃えられている。

気温予想や体調のことを考えて、スポドリではなくBCAAをしっかり摂りながら走ろうと考えていて、水で溶かすものを購入していたがソフトフラスクにアミノバリューを補充してもらいながら最後までいけたので感謝、感謝だ。

あとは、電解質バランスを崩さないために10㎞ごとの塩熱サプリ摂取を忘れずに行った。

この区間は比較的アップダウンの少ないコースだが、歩きがどんどん増えてきた区間でもある。やっぱり寝不足が効いているのか?走りたいところで思うように走れないジレンマを感じる。

 

この20㎞は、2:52:58 8:38/kmくらいのペース。50㎞エイドでの休憩12分ほどを差し引いても 8:01/km。

余談だが、このエリアで楽しみにしていた漁師さんたちの私設エイドがなくなっていて残念。第1回の時は、ここで飲ませていただいたビールがおいしかったのだが事務局に注意されてしまったか…?


第1回大会でのひとコマ。元気が出たんだけどなぁ…。(2016/10月)

エイドがあった場所がガランとしてるのを見て、寂しい気持ちとともに酒盛りやランナーに呑ませたりを注意されてできなくなったのかな?なんて思うと笑いがこみあげてきたりした(笑)

ビーサンチャレンジ 60㎞~80㎞


約67㎞ 原の辻遺跡 突如現れる異空間

何となくだが、いつもウルトラ走るときに思うことがある。私のエネルギー回路がどうなっているのかわからないが、毎回60㎞くらいからなんだか元気になって走れることが多いのだ。

今回もその傾向はあり、比較的走れた気がしている。

この辺りになると小さな坂ですら走れないことが多い

 


75㎞。いつもは完璧な白目も疲れからか?中途半端(笑)

 


どこかわからないが、片平〇ぎさや船越〇一郎がいそうな岸壁がたくさん…

後述する仲間の応援はもちろんのことだが、現地においてはエイドの皆さんの元気や、ゼッケンのおかげでカントク~!と呼んでくれる沿道の方に力をもらいながら踏ん張っていた区間。

また、通してビーサンで走っていることで、ランナーさんやボランティアスタッフ、エイド、沿道の皆さん…たくさんの人に声をかけてもらえることが気持ちも紛れて有難かった。

この20㎞は 2:51:02 8:33/km  走れた気だけだった…思ったより走れてないw

ビーサンチャレンジ 80㎞~100㎞ゴールへ!


ラストの激坂に頭にきてるころ(笑)

ここまで、茶色の尿が出ている以外、いつも悩まされる消化器症状の出現もなく、股擦れもなく、ビーサンでの走りも大丈夫。

珍しく大きなトラブルはない!

あとは壱岐ウルトラマラソン最後の最後に出てくる激坂を制するのみだ。ちなみにラストはこんなコース。

 


一番きついのが一番きついときにくる超ドMコース…

90㎞からの下りもすごいが、そのあとの登りも肉眼で見る限りボーッとしてたら、転げ落ちそうな急傾斜である。ここはひたすら歩き、走れるところは走るで進んでいく。

エイドにいるスタッフや沿道の人に、何度もまだ坂ありますか?これで終わりですよね?と聞くと、これで最後とかもう終わりだよ!と言ってくれる。

壱岐の人は嘘つきが多いのか?(笑)

地元の人にとっては坂と認識されてない坂が多いのか?何度も終わりと聞いた後の坂に見舞われ、人間不信に陥りそうな区間となった(ウソ)

でも、壱岐の人たちはみんな暖かくて沿道やエイド、学生の元気のいい声…。

カントクがんばれ~!
草履でだいじょうぶ?(笑)
ビーサンすごーい!

など、たくさんの声援で力をいただいた。本当に感謝している。嘘つき呼ばわりしたフォローではなく本当に(笑)

周りにいたランナーさんたちと励ましあいながら、お話ししながら気を紛らわしつつ、ヒィコラヒィコラいいながらもなんとか坂地獄をクリア。

あとは下るだけ!そう思ったら急に元気が湧いてきて、残りの4㎞くらいはビルドアップ開始だ。

この20㎞は、坂歩きが多くほとんどの人が区間ラップは落ちるのではないと思う。

私も例にもれずこの20㎞は 3:04:40 9:13/㎞となった。

 

しかし、自分的に褒めたいのはラスト4㎞くらいのラップだ。


スタート後に設定ミスがあり、時計止めて再計測したのと誤差で距離は合ってない

 

ラストだけは、下りだししっかり走り切ろうと心に決めて、後半45㎞の中でベストラップで走った。歩かずに走った。


ほぼ右下がりのラップも最後だけ元気に上昇!

 

終わりよければすべてよし!とするための自分との勝負だ。

 


ゴール手前で。Fさん写真たくさんありがとうございます!

 

そして長かった100㎞も絶叫お姉さんの雄叫びとともに無事ゴール!


ビーサンをアピールして周辺をちょい沸かせた後ゴールw  Yしー写真ありがとう!

やはりこの瞬間がたまらない。

辛かったり苦しかったことも一瞬にして吹き飛ばすほどの達成感。これがあるからウルトラやめられないのかな?

兎にも角にもビーサンで100㎞完走!という目標をクリアできた。

そして、今回は過去の100㎞ウルトラの中でも最高にきついレースとなったが、同時に諦めない心と感謝の心を改めて学ばせてもらった100㎞だった。

Special Thanks

今回の完走はメンタル勝負だと冒頭に書いた。もちろん、それなりの練習も筋トレもやってはきたが、今回はまさにメンタルで自己に打ち勝って完走を手にしたといっても過言ではない。

そのメンタル支えてくれたのが応援が持つ魔法の力だ。

まず、ジョギング教室の生徒さんたちやラン友さんなどからのたくさんの応援メッセージをいただいたり、応援ラン企画をしていただいたり…がその一つだ。

きついながら途中でやめようとは一度も思わなかったものの、ちょっと休みたいな、しんどいなと思った時には大きな力をくれた。

そのおかげで何度も何度も

「応援してもらってるから負けてられない!」
「まだ大丈夫!いけるいける!」

と自分に暗示をかけてポジティブな姿勢を貫き通すことができた。自論ではあるが、まだ大丈夫だ!と気持ちを鼓舞し続けることができれば脚は動くように人間はできているのだ。

ポジティブに考えていれば身体が動くという記事もたくさん書いてきたが、それを100㎞という距離でも体感できたことは大きな収穫だ。

その原動力を与えてくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

また、壱岐の皆様にもとても暖かく接していたいたことに感謝している。ゼッケンに名前書くのは本当にいいな!と思えるほど、いたるところでカントク~!と呼びかけていただき、たくさんの交流を楽しみながら走ることができたことも有難かった。

第1回大会の時よりも、壱岐っていいなと思えた声援の数々、力をいただきました。本当にありがとうございました!

 

そして、ビーサンで100㎞走っても、どこも故障しない丈夫な身体に生んでくれた両親にも感謝しないといけない。ありがとうございます!

壱岐ウルトラマラソン開催に携わっている関係者の皆様すべてにも感謝している。素晴らしい大会の開催を安全に楽しく行っていただき、ありがとうございました!

ビーサンで100㎞クリア!終わりに


1回目より20分ほど更新。100㎞の完走率は72%

春の橘217㎞がDNFであり、その時のリタイアした原因を自分なりに考えて約半年間対策をしてきた。同時に身体のコンディション管理もいろんな失敗の中からベストだと思える対策をしてきた。

今回の壱岐ウルトラマラソンでは、それらが功を奏した形でトラブルなく無事に完走することができた。やることが裏目に出ることも多いので、うまくいく時もあるということだろう。


いつもより足の汚れが少ないのは壱岐の空気がきれいな証拠?北九州だと10㎞でもっと真っ黒になるw

脚もしっかり出来てきているようで、100㎞をビーサンで走っても相変わらずエアサロンパス、テーピング、足の攣りなどは私には無縁のものとなっている。

そのことからも、どんなに高機能なシューズを履くよりも自らの足や脚を鍛える重要性を感じている。同時に長時間になると起こるビーサン特融の問題も出てきたので引き続き対策していきたい。

ビーサンで100㎞完走!という目標をクリアした今、すでに次の目標はビーサンでオーバー100㎞へ挑戦と決めている。なんでもそうだが、これがゴールと思えば、それ以上に成長する余地がない。

どこまでも終わらない挑戦!をこれからも懲りずにやっていきたいと思う。

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