最近は暑さも寒さも極端な気候になってきています。3月でもつい2週間くらい前は氷点下だったのに、明日は20℃なんてことも珍しくなくなりました。夏はもちろん気温の高い日は暑さ対策を十分に行うことが目標達成のミッションとも言えるでしょう。
1.ランニングキャップ
まずは直射日光を防いだり紫外線対策としてのキャップは欠かせないでしょう。強い日差しに暴露された頭部周辺の温度上昇を防ぐ効果があります。
日差しの強い時はサンバイザーよりもキャップがよく、メッシュ素材になっているキャップが熱がこもらず理想的です。
また頭部1周にツバがあるハット(登山帽)なども首筋も日差しから守ることが出来て有効だと思います。
私はウルトラマラソンではハットで走ってることが多いです。
2.ネッククーラー
いわゆるひんやりグッズも暑い時期のマラソンには有効でしょう。温度を調節するのは、脳の中の視床下部であり、脳に近い首の血管を冷やすといいと言われています。
ネッククーラーはまさにその効果が期待できるので、巻いておくといいかもしれません。エイドなどで水に浸して使えばずっと気持ちよく走れそうです。
クールタオルでの代用も可能です。
3.塩熱サプリ
熱い時は、体温を下げようとして汗が出ます。これは人間のもつ正常な体温調節機能です。(逆に寒い時はぶるぶる震えることで体温を上げようとしますよね)
汗には、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれていて水だけではなく失われた電解質の補充も必要です。
特にマラソンなど長時間の運動で大量の汗をかく場合は、脱水や筋肉の痙攣などを起こしやすくなります。
マラソン大会のエイドではスポーツドリンクなどもありますが、より確実に効果的に電解質補充が出来るのが塩熱サプリであり、年間を通してランニングの必需品と考えてもいいでしょう。
脚が攣りやすい方は漢方やマグネシウムが有効な場合もあります。
4.霧吹きスプレー
暑い時期に開催されることの多いトレイルランやウルトラマラソンでは、クールダウンを目的に頭から水をかぶる”被り水”がとても有効です。
しかしながら、フルマラソンくらいまでの大会ではあまり用意されていることが少ないように感じます。
携帯用の霧吹きスプレーに水を入れて、カラダや顔にかけて走るのも冷却間が感じられて有効です。いわゆるミスト効果ですね。
ウエストポーチなどを使う方は忍ばせておいてもいいかも?
5.日焼け止め
熱い時は必然的に、ウェアも軽装となり肌の露出も多くなります。空気に肌が触れる面積を増やすことは、熱の放散の観点からも有効です。
またスタート時にその格好で寒い時は、ポンチョの活用や途中で脱いだウェアを腰に巻くなどの工夫も必要でしょう。
反面、肌の露出が増えると日焼けの問題があります。特に女性ランナーにとっては、紫外線による日焼けは美容の面でも避けたいところ。
汗を多量にかきますので、ウォータープルーフ仕様の日焼け止めでお肌の保護に努めましょう。
暑さを制することが目標達成の近道!?
脳は熱さを感じると、カラダの動き・パフォーマンスをセーブしようとコントロールをします。その結果、思うように力が出せなかったりして失速・パフォーマンスダウンとつながることも多いようです。
私も気温30℃前後の中、ウルトラマラソンを何度も走っていますが、身体の異変や異常も多く出てきます。自分が出来うる対策をしっかりと行って挑むことが何より重要であり、怠ってはいけないことだと感じています。
今回、紹介したものは特にエイドがしっかりとしている市民マラソン大会を想定します。それ以外にも自分で必要と思われればサングラスや給水の携帯なども含めるといいでしょう。
暑さを制して自分の持ちうる力を存分に発揮しましょう!
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