初の2ステージウルトラ!三江線沿いジャーニーラン 112km 完走記


これまでウルトラマラソン100km×5回、173km×1回、84.39km×1回参加してきたが、今回初めて2日に渡って112km(60km+52km)走るウルトラマラソンに参加したのでレポートする。

三江線沿いジャーニーランとは?

 

2018年3月廃線が決定した三江線(広島県三次市~島根県江津市の110km)と平行して流れる江の川、そしてその雄大な自然や紅葉を見ながら、2日間かけて旅ランしようという企画だ。

広島マラニック倶楽部主催の大会であり、個人的には2015年に周防大島スーパーマラニック103kmに参加させていただいたご縁がある。

初日に60km走り宿泊し、2日目に52kmを走りゴールするというものでトータル112kmのウルトラマラニック。

このスタイルは初めてなので、ワクワクすると同時にウルトラディスタンスを分割して走ることへの未知なる不安も少し。

基本的には能天気なので当日まで資料もあまり見ず、レース中も配布されたマップもろくに見ないのはいつものスタイルだ(笑)

お腹いっぱい!前日移動編


みっちゃん そば肉玉 王道ですね

 

北九州から広島県三次市までは新幹線+在来線利用で3時間弱であり、ウルトラマラソンの移動にしてはとても近いこともこのマラニックへの参戦を決めた要素のひとつである。

母親が広島出身であり、昔はよく夏休みなどに帰省していたので広島はとても馴染みのある街。

そして三次市という場所も13年前父がなくなり相続手続きをしていたときに、家系のルーツである地域であることがわかり、ご縁のある場所のようだ。

広島駅で新幹線を降り、特急までに2時間ほどの余裕があったので早速グルメ活動開始!

デブはいつでも腹ペコなのだ(笑)

実は新幹線移動中にスタートしてたけど(・・;)

まずは、広島のお好み焼きといえば定番のみっちゃんへ。

昔は祖母の家のすぐ近くの個人店によく連れて行ってもらったが、街に出る時にはみっちゃんが多かった。

当時は白肉というメニュー名でミノを焼いてくれてたのを覚えていたが、現在はメニューにはないようだ。

とりあえず、ビールとカキ焼き

やはり広島のカキは一味違う気がする美味しさ。焼いてるだけに見えるけど素材がいいのか?とても美味しかった。

コウネは希少部位らしく物珍しさに食べてみた。個人的には、可もなく不可もなくといった感じで評判聞いてから、いただコウネって感じかな?(寒)

 

その後、合流したメンバーと三次市へ向かい駅前の居酒屋で軽く晩酌。

残りのメンバーを待つものの、そんなに長居出来ず(笑)

その後宿泊ホテルで全員合流し明日の打ち合わせをした後、早めの就寝zzz

 

三江線沿いジャーニーラン1日目 60km先を目指して

どんな旅になるのか?

ずっと天気がよかったのに生憎の雨予報だ。各地よりこのマラニックに参加するために集まった精鋭がスタート地点であるJR三次駅に続々と集まってくる。

スタート後、初日のゴール地点であるゴールデンユートピアおおちまでの60kmを走る。

基本的にはマラニックであり、景色や三江線を楽しみながらということで、タイム計測も順位もつかない緩~いスタイルだ。

全ての駅に立ち寄って写真を撮ったり、列車に乗ってワープすらしてしまう鉄道マニア系ランナーも多かったようだ。こんなマラソンの形も全然ありだと思う。

楽しくなけりゃきついだけ、マラソンなんて(笑)

受付を済ませいよいよスタート!

今回は自分自身の走り云々ではなく、ウルトラ初チャレンジ・2回目となるメンバーのサポート役としての参加だ。

 

なんとなく四万十川を彷彿とさせる景色

スタートして少しすると、午後を待たずに雨がポツポツと…。ポンチョも要らない程度で気持ちよいシャワーランで進んでいく。

スタートから江の川・三江線沿いをひたすら進むコースで、線路沿いということもありアップダウンは少なくとても走りやすいコースだ。


三江線神楽号

 

コース案内も標識もないので配られたマップが頼りだが、相変わらずマップを確認することが面倒で先行するランナー頼りに歩を進めていく。

走っていると何だか前に見たような景色だと気付く。過去2回、四万十川ウルトラマラソンを走っているが、江の川と山々の光景が四万十川のそれと似ているのだ。

そんなことに想いを馳せながら、まだ序盤。雨も酷くないので快調に走り続ける。

 

素晴らしいエイドに感激!

 

次第に雨具を着用しないとカラダが冷えそうになり、ポンチョを着ることとなる。結局、2日間通じてポンチョを脱げた時間は全体の1割程度だろうか?

強い雨ではないものの、2日間まるまる降られるとちょっとモチベーションも落ちてくるし、晴れてればなんてことない動作が億劫になってしまう。

そんな落ち気味な気持ちを立て直してくれたのが、移動しながら提供して下さったエイドでの食事だ。

憶えているだけでも、【ナシ、くるみパン、梅干、チョコレート、出し汁おにぎり、そうめん、スープ、もみじ饅頭、カレーライス、焼肉、牛丼、マスカット、おにぎり、おでん…】

 


焼肉を焼いてくれました。スープ、おにぎりもあり焼肉定食完成。美味しかった!

 

どれも本当に美味しくて、ボランティアの方々に感謝、感謝。雨の関係であまり写真は撮れなかったけど…。

 

素晴らしい景色を堪能しつつ初日ゴールへ

 

肝心の走りについても少し触れておくと、初日60kmというとウルトラランナーからするとそう長く感じないかもしれない。

今回、教室から参加した3名のうち、1名はウルトラ経験豊富で問題なくすいすいと貫禄の走りで前を進んでいたが、2名はレースではフル、50kmまでしか経験していない。


N山さん、リュックとゼッケン曲がってますよ~

未知の距離に入るまでは順調に走れていたが、その後の体調や身体の異変に気を配りながら走ったり歩いたりしてゴールを目指す。

途中、目を奪われるようなキレイな景色を見たりすることも出来たが、基本的に雨が降っていると視野も狭まる為、気付けなかったところもあるかと思うとちょっともったいない…。


ここはヨーロッパみたいだった

 

なるべく気を紛らわすように、しりとりしたりクイズを出したり、切れ味抜群なダジャレを惜しげもなく披露し楽しみながら進む。


一時的に雨が上がるとポンチョ脱げて快適

 

幸いなことに全員が無事にゴール地点である、ゴールデンユートピアおおちまでケガも異変もなくたどり着いた。

既にウルトラランナーであるYちゃんに遅れること30分ほど。初距離をモノともせずに頑張って走った2人はすごい!みんなナイスラン!お疲れ様でした。


みんなで楽しく60km完走!

 

その後、ご用意いただいたお弁当と常温ビールを3本堪能して、翌朝に備え21時ごろには就寝。

ビール常温だったけど意外と飲めること確認(笑)

 

ウルトラマラソンでは、開催地が結構な田舎になることが多く、個人で単独宿泊できるケースは少なく相部屋になることが多い。それも旅ランの楽しみのひとつだ。

しかしながら、みんな60km走ってて風呂入ってご飯食べてもう限界なのだろう?

私は6人部屋だったが、食後部屋に戻っても6人それぞれが布団敷いたり、明日の準備を黙々としたあとほとんど誰もしゃべらずに寝ている光景に笑ってしまった。

とにもかくにも1日目終了。

 

三江線沿いジャーニーラン2日目 52km先のゴールを目指して

相部屋は早く寝たもん勝ち!


真っ暗なAM5:00 スタート前に真っ暗な場所で記念撮影したら真っ暗

 

寝遅れてしまい周りのいびきにすぐに寝付けずに焦るものの夜中に2回ほど目が覚めた。トイレに行こうと立ち上がろうとするも足底腱膜炎のかかとの痛みに加え軽い筋肉痛で立ち上がれない。

夜中にほふく前進しながら5mくらい先のトイレを目指す!

日中はレースで苦しみ、夜中はトイレを目指してひとり苦しむのである。ウルトラマラソン過酷~♫

とか言ってる場合ではなく、気になるのは雨の音。結構強く降っているし、予報でも雨。

嫌だな~と思いながら朝4時に起床。

はい、しっかり降ってます…。

支給された朝食をいただいた後、準備をして濡れたシューズを履き、乾いていないポンチョを着てスタートへ向かう。テンションダダ下がりの瞬間だ…

雨でも行かねばならぬ!

 


トンネルでわざわざ雨具脱いでパシャリ♫

 

スタート前からの雨はテンション上げるの難しいが、覚悟を決めて4人でスタート!

みんな身体の状態は悪くないようでひと安心。52km先のゴールを目指して気持ちを高めていく。

あまりコースマップを見ていなかったのもあるが、いきなり結構な登りが続く。

傾斜はきつくないものの、暗くて先の状態がわからないし、水溜りをよける度に無駄なステップを踏んだりとにかく進みにくい。

結局、想像以上に長かった登り坂で歩きが増えて時間を相当ロスしてしまった気がする。

しかしながら、エイドが5~6km毎くらいにあるので本当に助かるし、主催者から2000円くらい現金を持って走ってくださいとアナウンスがあったもののほとんどお金を使うことがなかった。

そのくらい充実したエイド体制に2日目も感謝。

降り続く雨と疲労にエネルギーを奪われる

初日と比べると徐々に現れる疲労に加えて、前日よりも強くなった雨でストレスも溜まってくる。

途中、コースアウトしてしまう場面もあり、雨が降っていると必然とマップを読む回数も減るし、その精度も悪くなってしまう。

次のエイドまで!を合言葉に、気持ちを切らさないように進むものの、前日のようにしりとりしたりおしゃべりも雨音にさえぎられてやりにくく、そもそも元気がなくなってきているのを感じた。


牛丼も美味しかったな

 

マラソンは脳で走る!と自分では考えているし、このブログでも何度かそんな記事を書いている。メンタルが後ろ向きになるとパフォーマンスも比例して落ちていくものなのだ。

それでもなんとか4人で一緒に進み、途中グループをはぐれたお兄さんも加えた5人グループでいたが、35km(通算95km)くらいから徐々に隊が2つにちぎれ始める。

コンディション調整が大切!を痛感


コンディション崩れるとこんなんなる

 

初日にこれまでの最長距離42.195kmを超えて60kmを走り、2日目も35kmくらいまで何とか頑張って走っていたウルトラルーキーのM嬢がここにきて徐々に走れなくなってきた。

エイドで十分に補給できない、つまり食べながら走ることに慣れていないことによるパフォーマンス低下。そして、脚の付け根が痛いというダブルパンチで厳しくなってきた。

私も経験があるがしっかり栄養や電解質補充が出来ていないことによる低血糖・組成バランスの乱れの状態に思えて、次のエイドまで何とかいこう!と声をかけながら進む。

コンビニがちょうどエイド手前にあったので、そこで糖分など補充して様子を観ようと思うものの、全く食べ物を受け付けない状態で完全に脚が止まって座りこんでしまった。

ゴールまで行きたいという想いも受け入れつつ、補給も出来ないなら現実的にもう無理だということでここでリタイアを決め、すぐ先のエイドに向かい迎えに来てもらうよう手配。

あと少しだったけど、初距離で101kmを走れたのは本当に立派。お世辞抜きにお見事だと思う。コンディションをキープできればまだまだ走れることがわかっただけでも大収穫だ。

収容後は体調も回復、足の付け根の痛みもスッと消失したようなので、これについては脳からのウソの痛みだったようだ。

 

ゴールへ向かい100kmからまさかの最速ラップ

 

見ず知らずの土地で1人田舎道を走ることとなり、グループに少しでも追いつこうとリスタート。

直前、歩いている時に脚の強張りを感じていたのでロキソニン投入していた。

追いつかないと!という気持ちと薬が効いたのか足取りが軽くなり、なんだかウソのように走れている。手元のガーミンを見るとキロ6分前後で推移している。

これまで歩き混じりだったのが、登り坂も歩かずにさながらランナーズハイのような状態で走り続ける。

途中、痛そうにしているランナーがいたので、しばらく一緒に励ましながら歩いたが”ゴールで待ってますよ!”と声をかけて再び走る。

38km時点のコンビニでおそらく20分程度置いていかれた気がするが、44kmのエイドで追いついた(笑)

ここにきてこんなペースで走れていることにビックリ。

エイドに向かって走る姿を見ていたスタッフからも凄いペースで走ってますね!?ゴールまで持ちますか!?と聞かれたくらいだ。

この区間、概ねキロ5分30秒前後で走っていた自分の潜在能力にビックリ(ロキソニンによるドーピング効果ありだけどw)

遠かったゴールへ

再び合流してゴールを目指し走り続ける。足取りは依然軽く48キロ(108キロ)のエイドを目指す。そこにつけば、あと4キロ!

ゴールに近づくにつれてどんどんテンションも上がってくる!

 

しかし・・・

48キロのエイドがない…。

またもやコースロス?マップを確認したり、近くにいたランナーにも確認するもののエイドがない。

ちょうどそんな立ち往生の時間にM嬢に状態を確認しようと連絡して無事を確認。

その際に、48キロのエイドがなくて迷ってる!と伝えたところ、スタッフに確認してくれて、48キロは撤収しました!とのこと。

それ教えてくれんとわからんのですけど…?まだ全然ゴール間に合う時間だったんだけどな、、、スタッフの皆さん(笑)

怪我の功名?迷ってる間に1キロ近く進んでいて、残り3キロ弱になってたこともあり、よーしあと3キロ!と気合を入れ直し走る、走る、走る♬

雨が降ったり止んだりしてたが、ゴール手前では雨も上がりようやくポンチョをしまってゴールへ向かう。

そして、ずっと田舎道一辺倒だったコースに町の雰囲気を感じてゴールが近いことを確信。

少しペースを上げながらゴールへ。

見えた!

ゴール手前にボラのお友達がいる!

ただいまとハイタッチをしてゴールゲートへ飛び込んだ!


飛び込む前に撮影用に立ち止るの図

2日間112キロの旅のゴールは笑顔で迎えることが出来た。

 

三江線沿いジャーニーランを走り終えて

 

初の2日に渡る2ステージマラニック。

まずは、道中持参したお金をほとんど使わなくても112kmを走ることが出来たエイド体制が素晴らしかったと思う。

 

と同時にそのメニューも身も心も温まるものだったことに感謝したい。

おかげさまで補給について何の不安もなく、安全にマラニックを楽しむことが出来たのもスタッフの皆様、関係各所の皆様のおかげだ。

広島マラニック倶楽部の皆さま、本当にありがとうございました。

天候のせいもあり地元住民の方々との触れ合う機会はほとんどなかったが、雄大な江の川の流れとうっすらと染まりつつある紅葉を楽しむことが出来たのも大きな収穫だ。

天候のいい紅葉時期には素晴らしい絶景であることが容易に想像できるだけに、このマラニック中ほとんど雨だったことが恨めしい。

またマラニックでもいいし、観光でもいいのでのんびりと訪れたい場所がひとつ増えた気になっている自分がいる。

 

今回の参戦による収穫と反省点は?

 

収穫と言えば、決していいとは言えないコンディションの中、何とか最後までケガなく完走できたこと。生徒さんたちの持ちうるパフォーマンスの高さや課題を見つけられたことに尽きる。

本来タタミサンダルで走るデビュー戦と位置づけていたが、雨のためそれが実現できなかった。

ただ、ウルトラマラソンはレース中の天候変化も激しいことが多いので、タタミサンダルで通せるのかな?という問題点も再確認。

 

自分自身の走りで言うとやはり練習不足、ダイエットが進んでない分きついことは明白だ。みんなにも迷惑をかけているところもあると思うので、毎回ながらだが本気で肉体改造しないといけない。

そして、サポート面では体調チェックや持ち物チェックはしていたものの、補給についてレース中確実にそれがなされているか?確認は十分に出来ていなかった。

そして、ウルトラマラソンのように長丁場のレースでは頭で理解していても、身体の異変や判断力低下などにより実行できないことがあること経験済み。

しっかりフォローしてあげられなかったことを反省している。

次に同じ失敗を繰り返さないように自分の役割を見直していきたいと思う。

おわりに


日本海へ沈む夕日を観ながら帰路へ

 

本命にしていた四万十川ウルトラマラソンの落選から、ご縁をいただいた三江線沿いジャーニーラン。

2日で112キロならラクなのかな?と甘く見ていた面があったのが正直なところだ。

実際、参加してみて感じるのは同じ距離であれば1日で走りきったほうがラクな気がしている。

身体のきつさなどはあまり変わらないような気もするが、モチベーションをキープし続ける時間が延びる分、メンタルコントロールが難しいのかな?と個人的に感じた。

ただ、今回のように三江線の廃線前にその歴史や風景に触れて楽しむ、まさにジャーニーランという趣旨であれば2日に分けてのんびりというスタイルがいいと思う。

2日目も列車に乗れるのが最後ということで、途中で乗車したりして楽しまれた方もいるようだ。

 

私たちはひたすらゴールを目指す余裕のない走りになってしまったが、マラソンの楽しみ方は十人十色。

本人が楽しく走れればそれでいいのだから。

その意味では大変に楽しい大会だと思うし、機会があれば再び参加してみたい。

そう思っている自分が今ここにいるので大成功の参加だったということで締めくくりたい。

初の2ステージウルトラ!三江線沿いジャーニーラン 112km 完走記” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 村上 一男 より:

    下岡さん
    参加有難うございました。生憎の天気でしたが皆さんの頑張り、感動しました。
    楽しんでいただけたようで少ないスタッフ一同喜んでいます。
    いい感想、有難うございます。
    大会HPにリンクさせていただいてよろしいでしょうか。
    よろしくお願いします。

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