JCCA(Japan Core Conditioning Association)が主催するコアコンディショニング(以下コアコン)の講座を受講してきました。正しいフォームの取得にはまず正しい姿勢の獲得が必須なのです。
コアコンディショニングって?
コアと言うと広義では両手足・頭部を除く体幹という認識ですが、コアコンでは体幹の深部にある横隔膜・骨盤底筋群・腹横筋・多裂筋の4つの筋肉で構成されるインナーユニットを対象としています。
コアコンの目的は、良好な姿勢を獲得することと、体幹と四肢の動きの協調を高めることであり、それを学ぶことでセルフコンディショニングが出来るようになることです。
私の場合は、自分自身の正しいセルフコンディショニングの実践と、教室のレッスンにも今度取り入れたいため今回の受講・資格取得となりました。
ベーシックセブン
今回受講したのは数多くのプログラムの中から最も基本となる「ベーシックセブン」。主にコアリラクゼーションを目的としているメソッドです。
つまり、緩めて整えるということ。
コアのアライメント調整を行い、本来のコアの状態を再現するプログラムであり、ストレッチポールを用いて3種の予備運動+7種の主運動から構成されます。
わずか10分15分程度のメソッドですが、やった後にハッキリとコアの状態や姿勢、身体各部の可動域の変化が体感しやすいことも特徴です。
ストレッチポールとコアコン
ストレッチポールに乗る前に床に仰向けに寝て、身体の接地感覚などを確認した後ベーシックセブンを実践します。メソッド終了後、同じように床に仰向けに寝ると、身体の接地面積が明らかに増えていることを体感することができました。
ストレッチポールにより、背骨や骨盤のゆがみを矯正し全身を緩めることでコアが本来の位置に戻されているのです。つまり姿勢が改善されているので、そのまま立ち上がっても、実にフラットな重心バランスで立てていることに気付きます。
そして身体の動きも実践前に比べると良くなっていることにも気付きます。たった10分程度ポールに乗るだけですよ。
正しい姿勢の獲得で正しいフォームを!
まっすぐに立つ。
私のレッスンで最初に指導する項目です。あたり前のようで出来ていない人が多いのが現実です。足裏の重心位置もかかとだったり前側だったり、左右にゆがんでいたりいろんな方がいます。
繰り返される何気ない姿勢悪化の習慣や日常動作により、身体の左右バランスの差やゆがみが生じてくると運動パフォーマンスの低下や故障にも繋がります。
正しい姿勢のベースをしっかり作ってからフォーム作りに入ることはとても重要です。ベーシックセブンも今後、指導に加えていこうと思います。
ストレッチポール1本しかないけど…(笑)
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